2013年12月25日(水)

【判明】北仲通に現れたドームで関内産レタスができるジャン!

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アバター画像 森本 康司

弁天橋のたもと北仲通に突如として現れたテントウムシ型ドームは、なんと近未来型の農場だった。横浜市から業務委託を受け期間限定で株式会社グランパが関内でレタス栽培を開始する。都市型農場で関内でもレタスを生産。その全貌をチェックするジャン!

今月初めに弁天橋のたもとに突如として現れたドーム型の建物。桜木町駅から関内へ向かうと必ず目につく場所に現れたこの施設。

年末に向けてのイベント用の施設ではないかと、少し期待に胸を寄せていた読者も多いのではないだろうか?

その気持ちも理解できる。

なぜならこの場所は、北仲通南地区の新市庁舎整備候補地で、過去にはサーカスが期間限定で開催されていた場所。年末に向け横浜市が税金を納める市民に娯楽を提供してくれる…。そんな期待を持たせてもおかしくない形をした施設が出現したのだから、この施設を見た大方の人が、そんな感覚を持ったとしても関内新聞は責めはしない。

 
テントウムシ型のドーム
外観1

しかし半透明のドームが覆っているから、サーカスとは考え難い。中に人影が見えることがあった日には、近くまで行って何の施設なのか尋ねてみようともしたが、人を寄せ付けないように周囲はフェンスで囲われている。

何なんだ、これは…。

 
関内新聞が、毎晩この施設のことが気になり、眠りにすらつけない夜を過ごしていると、関内新聞のGoogle+ページにあるユーザーから情報が寄せられた。

 

農場のようだ…。

 

まさかそんなはずはない。関内新聞はそのユーザーのコメント、素直に鵜呑みにすることができなかった。

なぜならば、ここは横浜関内。ランドマークタワーが見下ろす場所で、さらには土などどこにも見当たらない。こんな場所に農場などできるわけがない。

その気持ちが覚めない関内新聞は、その真偽を確かめるべく、真正面から取材を敢行。何と施設の中までの調査に成功した。

 
いざ、ドームの中へ。
外観2

ようやく念願だったドームの入口までたどり着く。この日は完成前に唯一報道陣に向け、施設が公開される日。

関内新聞の名刺をもってすれば、簡単に受付を通過することができた。

これこそがメディアの威力

期待に胸を膨らませ、いよいよドームの扉が開けられる。

入口

一枚扉を開け中に入ったところ、すぐに別の扉が目前に迫る。

その光景に驚いていると…。

 

シューシュー
 
ぎゃ( > < )

 
何といきなり背後からコンプレッサーの強力な空気が関内新聞を襲ってきた。

聞くところによると、このドームは空気圧を調整して膨らみを保っているため、一枚扉だと外圧と内圧の差でドームがしぼんでしまうことがあり、厳重に2枚扉になっているそうだ。当然、一枚目の扉と二枚目の扉が同時に開け放たれることはないとのこと。

そしてコンプレッサーの空気で、人体についた目に見えない誇りを取り、中に持ち込まないように配慮もしている。

ランドマークタワーがこちらを見下ろしている。

内観1

そしていよいよ中へ侵入。中に入るといきなりランドマークタワーがこちらを見下ろしている。

この日は天気も良かったこともあり日差しが強く、また温度も一定に保たれていることもあり、かなり暖かい。

更にはこの眺めだ。

農場に取材にきているとは、まったくもって検討もつかないほど、半透明のドームの外にはランドマークタワーをはじめとしたみなとみらいのビル群や、桜木町駅前のビル、そして背中には関内の街並みが透けてみていている。

何とも不思議な光景だった。

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