2014年6月22日(日)

【関内歴史めぐり】開港記念会館-ジャック-タイムスリップできる場所

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アバター画像 田村 里佳

ガイドさん

取材当日案内してくれたガイドボランディア 柘植妙子さん


「3か月前から予約できるんですが、すぐにいっぱいになってしまうほどの人気なんです」と話すのは、ボランディアガイドを務める柘植妙子さん。

部屋によっては、1時間300円で借りることができ、全館を1日貸し切っても7万円ほどだそう。たしかに、すぐに予約が埋まってしまうのも頷ける。

また、ドラマや映画の撮影にもよく使用されているそう。「映画『小さなおうち』や、ドラマでは『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)や『ロング・グッド・バイ』(NHK)で使用されました」と柘植さんが教えてくれた。

講堂と会議室以外の見学は無料。

希望すれば、柘植さんのような常駐のガイドボランディアの方が入口から最後までを無料で案内してくれる。各所に展示されている資料、芸術品、建物の構造、建築様式など様々なことを流れに沿って説明してくれるので、「ジャック」の歴史はもちろん、横浜の歴史を知ることもできる。

ガイド受付

ガイドボランディアは約100人が交代制で担当している


歴史ある風格が漂う館内を歩いていると、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえる。タイル張りの床、階段に続く窓、シャンデリア、どこをとっても味がある。

内観

中でも有名なのは、2階のホールや中央階段の壁面にある宇野澤組ステンドグラス製作所の作によるステンドグラス。

ステンドグラス①

2階広間ステンドグラス:開港当時の交通に関する様子を表現(左:呉越同舟、右:箱根超え)


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