関内新聞

伊勢佐木町で音楽と食事を楽しめる「ザキ祭り」-ザキ六新興会

伊勢佐木町6丁目ストリートで11月3日、フードコートやライブが楽しめるイベント「ザキ祭り」が行われます。

「ザキ祭り」は、伊勢佐木町6丁目の商店などの若手が集まった「ザキ六新興会」が企画・運営を担当するイベント。

初開催は2013年6月に実施されたシンボルオブジェ「波の華(なみのはな)」のリニューアル記念「波の華祭り」、その後「ザキ祭り」と名称を変え、今回で5回目を迎えます。

「波の華」は、同ストリートの西側、伊勢佐木町6丁目交差点に設置されている立体型オブジェ

波の華祭りの様子

当日は、フードコートや販売を行う「食の市」に横浜・横須賀にある飲食店や横浜ビール、横浜野菜販売など約20店舗が出店します。ほかにも、ライブイベントやフリーマーケット、エコをテーマにしたイベントなど盛りだくさんの内容です。

 

6丁目を盛り上げたい!若手で結成した「ザキ六新興会」

「ザキ六新興会」は、6丁目をもっと外にアピールしていきたいという想いのもと、2011年に結成されました。

ザキ六新興会のメンバーで創業96年目の老舗「田中薬局」4代目を務める田中大嗣さんは、「当時の6丁目はシャッターが閉まった店も多く、道はゴミやガムが捨てられていたりと、良い町とは言い難い状態でした。このままではいけない、と感じていたときに、伊勢佐木町を離れて仕事をしていた若手が地元に戻ってきたんです。それをきっかけにみんなで集まるようになり、結成にいたりました。最初の活動は町の清掃でした」と話します。

ザキ六新興会メンバー。現在は26歳~38歳の7名。週1回の清掃活動は現在も継続中。(田中さんは左から4番目)

「波の華」リニューアルの話を聞きつけたザキ六新興会は、6丁目を盛り上げるチャンスだと考え「波の華祭り」を企画しました。多くの人が集まり大盛況だったことを受け、今後も「ザキ祭り」として定期的に実施していくことになりました。

定期的なイベント開催で生まれたコミュニケーション

最近では「ザキ祭り」によって、6丁目の店を利用する人が増え、6丁目内の商店同士の交流も深まってきているそうです。

「地域一体となってイベントに取り組むことで、自然とコミュニケーションがとれるようになりました。昔ながらの商店街のような雰囲気が出てきてうれしいですよね」と田中さん。

若手メンバーが町全体を巻き込んだ「ザキ祭り」は、回を重ねるごとに出店希望も増え、地域に根付いたイベントとしても定着。今後は2か月に1回の定期開催に加え、近隣の初黄日商店会などと協力してさらに盛り上げていく予定なのだとか。

11月3連休の最後は、おいしい料理を堪能しながら活気あふれる伊勢佐木町6丁目の魅力を感じてみませんか?

イベント概要

ザキ祭り
  • 日時:11月3日(月・祝)10:00~17:30
  • 開催場所:伊勢佐木町6丁目周辺
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