関内新聞

自転車等放置禁止区域指定から1ヶ月、イセザキ・モールのその後

放置自転車はなくなった?なくなっていない?

イセザキ・モールで大きな課題となっていた「通行の妨げになる放置自転車」に対して、3月から二つの対策がスタートしました。

  1. これまでモール入り口からエクセル伊勢佐木の手前までだった駐輪禁止区域を、1丁目全域と吉田町・福富町側の横道まで拡大。
  2. モール入り口のJR関内駅側にAエリアとBエリア、有隣堂脇にCエリア、計146台分の駐輪場を新設。

これにともなって、モール内に駐輪場の案内版が設置され、立木や歩道路面には「自転車駐輪禁止」を知らせるビラが数多く張り付けられました。

「駐輪禁止」のコーンを店舗前に並べて駐輪を防ぐところもあり、イセザキ・モールの放置自転車は激減。歩道はすっきりと片付いて、歩きやすいモールになりました。

ところが、4月に入ってから様子を見にいってみると、以前ほどの台数ではないけれど、ふたたび歩道上の放置自転車が目立ってきたような気がします。

新設された駐輪場を見ると、有隣堂脇のCエリアはほぼ満車状態ですが、ほんの少しモールから離れたAエリアとBエリアにはかなりの空きスペースも。

放置自転車を無くす試みは効果がなかったのでしょうか。

元のような自転車だらけのモールにまた戻ってしまうのでしょうか。放置自転車対策の効果やその反響について、伊勢佐木町1・2丁目商店街振興組合加藤理事長に話をうかがいました。

これからも駐輪禁止アピールを続けていきます

3月から始まった放置自転車対策に、目立った効果はあったのでしょうか?

加藤理事長「お店からもお客様からも、お店の前の自転車が無くなって利用しやすくなったと、よろこびの声を聞いています。しかし、買い物などでモールへいらっしゃるお客様はたいへん多いですから、まだルールをご存じない方も多いので、くり返しやっていかないと変わらないと思います。良くならないと思います。

今回は駐輪スペースを約150台分新設しましたが、これでお終いというわけではなく、お客様が利用しやすい便利な場所にもっと駐輪場を提供できるように継続して活動しています。商店街・行政・警察による毎月の合同パトロールでは、自転車に『放置駐輪ビラ』を貼付けて注意を促していきます。市道路局等による放置自転車の移動も定期的に行なわれます。

迷惑駐輪の問題は、全国の商店街、商業施設、駅などで課題になっている大きな問題です。イセザキ・モールは自転車走行の特定禁止区間ですが、モール内の自転車走行ついては官民挙げての対策でめざましい効果をあげてきました。放置自転車対策の取り組みも10年以上行なっていますが、これからも粘り強く続けていきます」

イセザキ・モールでは年間250ものイベントが

加藤理事長「毎週火曜日のジャズライブや木曜日の伊勢佐木木曜寄席など、イセザキ・モールでは1年間で約250本のイベントが開かれます。

自転車を正しく駐輪して、快適なモールで買い物やイベントを楽しんでください。モールが快適になることは、お客様にとってもお店にとってもうれしいことです」

新設されたABC各エリアの駐輪場は、最初の1時間は無料で利用できます。また、カトレヤプラザやエクセル伊勢佐木の裏手の便利な場所にも約300台分の駐輪スペースがあります。

正規の駐輪場に自転車を止めておけば、安全安心。モール内は自転車を降りて、ゆっくり散策を楽しみましょう。

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