関内新聞

【発見】コスパ!ココット料理「KATIA」女子ウケするジャン!

関内と言えば“夜”の街。そんなイメージを持つ読者も多いだろう。そんなことを訊く関内新聞でこそ、少し前までは、そう思うこともしばしばあった。

だけど、それは間違い!

この記事を読んで貴方がそう感じたとしても…、
それは決して、

間違いじゃないジャン!

この数日間、関内エリアに潜入し、密かに取材活動を続けていた関内新聞は遂に見つけました!

関内エリアは“夜”の街!だけじゃない顔を持ち、そして確実に生息しコスパ文化を築き上げようとする飲食店が存在することを…。

見よ!この店内のスナップショットを!!

雑然と壁に飾られた絵画。そこに一つ、絵の入っていない額縁。

灰色に塗られた壁に、木のぬくもり感じるテーブルとカウンター。

そして、極めつけは黒皮のカウンター椅子。

更には、こだわりを感じる照明の数々。

今にも飛び出して来る感じを漂わせる、カウンターテーブル席の照明。

飲食店にして、こんな照明に料理を照らさせているお店を貴方は知っているか?

テーブル席には、恥じらいながら裸電球が雰囲気を作る。

これでは暗すぎるのではないかと貴方を心配させるほど、小さく可愛い裸電球がテーブル席の頭上にひっそりと存在感を主張している。

そして、唯一派手さを強調している赤い壁の洗面には…。

角が立つ裸電球が、憩いを感じさせる上に、清潔感を感じさせる。

そんな数々の照明に、ホスピタリティと夢の時間を約束してくれる雰囲気を醸し出すのが、

22席の小さなビストロ「KATIA」

フランス・アルザスのストウブココット料理と
ソムリエが厳選した上質ワインの専門店だ。



今年8月にオープンしたばかりのその「KATIA」に、関内新聞は取材を行った。

大方の読者が度肝を抜くような、期待できる話が聞けるかどうか…。

期待に胸を膨らまして、店の扉を開けて、いよいよ取材が始まる。


取材を開始するジャン!

あっ!どうも。いらっしゃい!!

今日はよろしくお願しますね…。

と、軽く言葉を発したかと思うと、すぐにキッチンに入って行ったのは、KATIAの松本シェフ。

関内新聞
じゃ、そろそろ取材を始めてもいいですか?

松本シェフ
あ、よろしくお願いします。

関内新聞
こちらこそ、よろしくお願いします。

松本シェフ
じゃぁ、お料理作っちゃってもいいですかね?

関内新聞
え?いきなりですね…。
その前に、ちょっといろいろと準備がありまして。
だって、まだカメラの準備もできてないんですけどね…。

ま、ちょっと座っててください。

と言って、松本シェフはこちらの段取りなどお構いなしに、キッチンに入り何やら茶色い物体を切り始めるのです。

関内新聞
このお店はココット料理のお店。フランス料理って書いてますけど、今日はどんなお料理を食べさせてくれるんですか?

松本シェフ
まずはパテ・ド・カンパーニュですね。

 

と言って、黙々と準備をする松本シェフ

パテ・ド・カンパーニュといえば、ワインにも合うし、女性にもウケること間違いなしの料理。

それに加えて、少しのウンチクが語れれば、デートのツカミはOKな一品。

そう感じて40年近く生きてきている関内新聞は、すかさず松本シェフに質問を投げる。

 

パテ・ド・カンパーニュって、どうやって作るんですか?



松本シェフ
そこにある容器に詰めて一晩寝かせるんですよ。

関内新聞
あら、可愛い容器ですね。この容器って、なんだか高そうですね。重量感あるし、見た目も美しいし…。

松本シェフ
そうですね。
なんだかわからないんですけど、意外と高いですね。1万円…、、1万円ちょっとするかなぁ…。

 
取材開始早々、スタートダッシュで松本シェフに置いて行かれてしまった関内新聞は、何とか読者のためにとウンチク…、いやデートでウケる、女子会でも会話のリーダーになれるネタを仕入れようと、遅れないようについていこうとしたのですが…。

 

パテ・ド・カンパーニュです。

と言って、取材を開始してわずか5分足らずで、こんなにきれいな、そして美味しそうなお料理を出してくれた松本シェフ。

パテ・ド・カンパーニュ(750円)

 
関内新聞
松本シェフ!いきなり素敵なお料理から始まりましたね!
パテ・ド・カンパーニュといえば、ワインにもとってもあって…(汗
 
 
と、食事を始める前に、ワインを飲みたいと思っていた関内新聞が、松本シェフに話を振っているところ…。
 
 
パクパク隊
パクパク…。パク…、パク…。

ぐぁぁ~

 
パクパク隊
これ美味しいですね!
パテだけでも美味しいのに、その上にトマトの酸味がアクセントになって…。

関内新聞
って、

 

おい!!

パクパク隊
(さらに)パクパク。


※ここで知らない読者のためにご説明しておきますが、パクパク隊というのは、関内新聞のグルメネタの取材になると、決まって同行する…、いや読者の皆様に美味しさを伝えるために同行してくれる、言わば食べることがお仕事だと勘違いしているボランティアです。
※写真を撮りながら、シェフに質問をしながら、お料理を食べることが困難だと知っているパクパク隊は、まるで足元を見るかのように、グルメネタの取材には同行する心強い味方なのです。

関内新聞
ねぇねぇ…、
写真も十分撮れたから、そろそろ食べさせてくれないかな?

パクパク隊
パクパク…。



関内新聞
えっと、一応、記事も書かなきゃならないんで…。

 
と、そんな会話は耳にも入らず、松本シェフがキッチンで次の料理をやっているので、一口二口、パテ・ド・カンパーニュを口にして、キッチンの方に目をやると…。

何やら黒い物体が!

 

でた!これぞストウブココットか?

パテ・ド・カンパーニュを準備している松本シェフをファインダー越しに追いかけながら、ピントがずれるのも構うことなく、目が気になっていたのは、キッチンの奥におとなしく鎮座していた黒い物体。

きっとあれこそが、ここの看板料理、ストウブココット料理なんだろう。

そう思って、これからどんな料理が始まるのかと思いきや…

 

もくもくと準備をしていた松本シェフが黒い物体をもってくる

ここで、関内新聞と同世代の人なら、きっと頭の奥で唱えるはず呪文が…。

関内新聞こころの声
何が出るかな?何が出るかな♪何が出るかな??チャチャチャちゃん♪

でた!?ガラガラがっしゃん!閉店店じまい(笑

黒い物体のふたが開けられると、そこにはエビや貝がぎっしり!

うわぁ!魚介類の玉手箱やぁ~

そして鍋の中をのぞき込んで、さらに一言…。

地獄の赤温泉で、

シンクロナイズドスイミングしてるぅ~(笑

と、有名なグルメレポーターのような反応をしてみる。

 

いざ実食!

これが、KATIAがお店の看板にもうたう、ストウブココット料理の一つ。

ブイヤベース(1,800円)



KATIA自家製のアイヨリソースと一緒に、天然赤海老・ムール貝・帆立と鮮魚がシンクロナイズドスイミングで華麗に踊るブイヤベース。

作っているシェフの姿と、この料理のウンチクは何一つ語ってくれなかったシェフだけれど、鍋を開けた瞬間に漂ってきた、磯の香りと赤いスープに染み出した魚介の旨味が口の中に広がったから、

し・あ・わ・せ~!うふん^^

パクパク隊
これすごく美味しです(嬉

松本シェフ
あ、ありがとうございます。

 

一息ついたのか、ブイヤベースをおいそうに食べるパクパク隊の前に現れた松本シェフ。ちょっとドヤ顔になっている松本シェフに、関内新聞は意地悪な声で言ってみたんです。

 

シェフ!ブイヤベースに合わせるワインは?

う…。(汗

関内新聞
う、じゃないですよ!シェフ!パテ・ド・カンパーニュもワインなしで食べたんですから…。
やっぱり女子にウケる記事を書くには、ワインも飲んでみないといい記事はできませんからね!

松本シェフ
・・・。

汗)ぎょ…。

えっと(汗

これなんて良いですよ!



せかせか。キュツキュツ。

 

モレサンドニ ピノノワール(グラス1,200円)

松本シェフ
ピノノワールなので、飲み口もやわらかくて、ブイヤベースにもぴったりです。

パクパク隊
ほんと!飲みやすいですね。いつも関内新聞の取材だと、しっかり目ののワインが多いから。この飲み口なら、女性にもきっと人気ですね。

関内新聞
あのねぇ、貴方…。貴方はパクパク隊なんだから、そんな素敵なコメントはやめてよね。
それはこっちの仕事なんだから(怒

 
関内新聞
…?
あれ?

関内新聞
シェフ?
松本シェフ?

関内新聞
あぁ、いたいた。
もう、松本シェフ、勝手にいなくならないでくださいよね。

関内新聞
で、今度は何を作ってくれているのですか?も、もしかして、さっき見たあれ?
例のやつですか?

そうやって確認すると、いつの間にか用意されていたお肉が準備されている。



たっぷりサイズの200g。

魚介でたっぷり海の香りを味わった後には、やっぱりこれですな!

ジュー!ジュージュー!

無口な松本シェフに代わって関内新聞
ちょっと待っててくださいね!
今、おいしいお肉を焼いてますからね。

キラキラ(*^^*)

ニヤニヤ(^^;)

ドサっ。

 
 
※えっと、取材をさぼったわけじゃありません。この瞬間にブイヤベースのスープを最後まで味わっていたのです。(笑



せかせか…

更に、せかせか…、せかせか…、せかせか…

牛リブロースステーキ200g (1,600円)

パクパク隊
すごい大きいですね!ボリューム満点!!

関内新聞
しかしそれにしても、これだけのボリュームのお肉が、1,600円って。がっつり派の男性にもうれしいですよね。

 
関内新聞
てか、これで3品目ですけど、よく考えたら安くないですか?
僕もシェフの目を盗んで、パクパク隊からお料理を奪って食べてきましたけど、今日の3品でカップルできたら、超おなか一杯になりますよね。

パクパク隊
それに、安いですよ!

関内新聞
ホントだ。さっきグラスでいただいたワインを仮にボトルで入れたって…。

 

安い!

と、関内新聞とパクパク隊が、KATIAのコストパフォーマンスに驚いていると、追い打ちをかけるように松本シェフが壁にかかっていたワインのメニューを下ろし…、裏返した…。

松本シェフ
こちらがランチのメニューです。

ぎょ!ぎょぎょぎょ!!



関内新聞
てか、シェフ!今食べてるこのお肉、ランチだとさらにお得に食べられるんですか?
だって、そこに1,280円って書いてるやつ、このお肉ですよね?

と、ふらふら眩暈がしてきた関内新聞が、気が遠のくようなふらつきを感じていると…。

カロンセギュール

関内新聞
あれ?あれれ??あそこにあるのはもしかして、カロンセギュールじゃないですか?
もしかして、お店においてるんですか?

松本シェフ
そうですね。おいてますよ。ボトルで飲んでも12,000円くらいでお出ししてますよ。

関内新聞
あれ?あのワインって、そんな値段で飲めるんでしたっけ?

松本シェフ
きっと、うちはお安くワインを提供できていると思います。他にもオーバーチュアもリーズナブルな値段で提供していますよ。

 

薄れ行く記憶の中で…

取材時、店内はクリスマスのデコレーションも施されていました。おしゃれな店内に惹かれ、取材を申し込んだ関内新聞でしたが、松本シェフが奏でるお料理のお味も最高。

その上に、しっかりとしたボリュームと良心的なワインの値段。濃いめのグレーに塗られた店内の壁に、おしゃれな照明。

このお店は関内イチ、いや横浜イチ、コストパフォーマンスのいいお店かもしれない…。

 

シェフ、今日はありがとうございました。

関内新聞
そういえば、前にお邪魔した時に思ったのですが、お客様が見えなくなるまでお見送りしていますよね?

松本シェフ
あ、はい。

関内新聞
じゃ、今日もお願いできますか?営業時間外の取材だからって、手を抜いちゃ駄目ですよ(笑

松本シェフ
(^^)



関内新聞
あら…、シェフが頭下げてるよ…

と、ホントに見えなくなるまで見送ってくださった、松本シェフ。こんな心配りができるからこそ、コストパフォーマンスがいいお料理と、雰囲気最高のお店だと感じさせてくれるんですよね。

そんな楽しいひと時。

 
“夜”のイメージが強い関内ですが、このお店なら女性同士のお食事や、給料日前のデートでも、誰もが大満足できるのではないかな…。

 
クリスマスにはストウブココットのひな鳥の一羽まるごとロースト…
なんて、デートも最高ではないでしょうか?

皆さんもKATIAで、素敵な時間を過ごしてみてはいかがですか。きっと大満足な時間になりますよ。

 

ショップデータ

KATIA
  • 横浜市中区太田町2-21-2
    新関内ビル1F
  • TEL:045-681-0338
  • 営業時間:
    火~金 11:30~15:00/17:00~0:00
    土 12:00~15:00/17:00~23:30
    日 17:00~23:00
  • 定休日:月曜

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