関内新聞

MINMIが国家独唱!横浜DeNAベイスターズの今季の本拠地開幕戦!

いよいよ2016年シーズンが始まりました。我らが横浜DeNAベイスターズの横浜スタジアム本拠地の開幕戦となる試合が行われ、その試合前に盛大なセレモニーが催されました。

たくさんの横浜DeNAベイスターズファンで埋まった横浜スタジアム。試合開始より30分前の18時、バックスクリーンに一人ずつ、スターティングメンバーが紹介され始めます。


それぞれの選手の紹介がされると、ライトスタンドのベイスターズ応援団から、個々の選手の応援歌を歌い盛り上げます。

…と、その上空に一機のヘリコプターが…。

横浜スタジアム上空を飛ぶ、横浜市消防局航空隊のヘリコプターが、空から見た横浜スタジアムの様子を撮影。即座にバックスクリーンに、その映像が映し出されました。


ヘリコプターが撮影した映像の合間に、筒香選手がバックスクリーンに登場。

ベイスターズファンにとっては、何とも心強い意気込み、「143試合全部 勝ちたい」が筒香選手の顔と共に映し出されます。

その映像をベンチから見守っているのは、今季から横浜DeNAベイスターズの指揮をとるラミレス監督。小紙にとっては、昨年10月21日に行われた就任記者会見以来となる再会。

初めてユニホーム姿を目の当たりにしたため、何とか写真に納めようと、そのチャンスをうかがっていました。

 
他の報道陣がむけるカメラを避け、やっとの思いでラミレス監督を写したその時、


バックスクリーンでは、カウントダウンが始まります。

そして、そのカウントが「1」まで来ると…

 
どかーん!

暮れ始めた横浜の空に花火が打ち上げられます。これほどの花火を球場で上げれるのは、数が少なくなったとはいえ屋根無し球場のなせる技。

こういったシーンを引き続き楽しむためにも、横浜スタジアムは今のままであって欲しいと感じずにはいられません。


花火が打ちあがり、まだその煙が引ける前に、ディアナを先頭にスターマンとキララが登場します。

実は、この数十分ほど前。まだスタジアムの裏側で球団広報より取材についての注意事項を説明されているとき、キララが報道陣の前を通りすぎて行きました。その時、キララは一人一人の報道陣とハイタッチをして、見えないところでも気配りができるマスコット。

メディアでは、某球団のマスコットがウイットに富んでいると持てはやされているようですが、横浜DeNAベイスターズのキララの優しい気配りも、もっと伝えていって欲しいと、この時は強く感じました。


ディアナとスターマン、キララに続いて、大勢の子供たちが「I☆YOKOHAMA」のフラッグを持って登場。このフラッグを目にするたびに、この街にプロ野球球団があってよかったと思う方は多いのではないでしょうか。

そのシンボルともいえるフラッグが、たくさんの子供たちの手でグラウンドいっぱいに広げられていきます。




そして、いよいよ選手たちの入場です。


ライトスタンドのブルペンの入口にスモークがたかれると、真っ白な馬がまずは駆け出してきました。それに引き続き、ベイスターズの選手たちがいっせいに走って出てきます。

セカンドベースの後ろに横一列に整列した選手たち。

その瞬間、横浜スタジアムには、この日の国家斉唱のアーティストの名がアナウンスされます。

そう、この本拠地開幕戦の国家斉唱は、歌手のMINMIさん。

大勢の観客がいるはずなのに、セレモニーの運びが完璧なほどに空気を作り、この瞬間はスタンドの観衆も固唾をのんで静まり返っていました。そしてMINMIさんの発表があると、ざわざわとする中、

「えっ?本当にMINMIなの?」

という声が、3塁ベンチ横にいた筆者の耳に聞こえてきました。


バックスクリーン上で、浜風になびく日の丸。その方角に選手とスタンドの観客が一斉に目を向ける中、MINMIさんの国家独唱が始まります。

照明は暗く落とされ、MINMIさんが歌っているホームベース上にだけスポットライトが当たり、バックスクリーンには、そのMINMIさんの映像とラミレス監督が君が代を聴く姿が映しだされていました。


ほんのわずかな時間。

短い君が代を歌うだけの、その時間。MINMIさんの歌声に横浜スタジアムが一つになった瞬間でした。

そして、MINMIさんの国家独唱が終わると、ベイスターズの選手が一人ずつ紹介され、ベンチに入っていきます。

まだ照明は暗いまま。

選手がマウンドに立つと、ほんの一瞬だけスポットライトが当てられ、暗闇の中に姿が浮かび上がります。


バッテリーを除く、この日のベンチ入りメンバーが登場したところで、このセレモニーは終了。

いよいよプレイボールです。

セレモニーの冒頭、筒香選手の映像と共に映し出された、あの意気込み。今シーズンこそは、リーグ制覇を達成してもらいたいと、共に今シーズンから監督に就任した、ラミレス監督と高橋由伸監督がメンバー交換を行う場面を後ろ目に、グラウンドを後にしました。

試合が開始された頃、この日のセレモニーで国家独唱という大役を堂々と務めたMINMIさんのコメントを取ることができました。


横浜DeNAベイスターズに合わせ、綺麗な青のドレスに身を包んだMINMIさんに、記者からの「どこのファンか?」という質問に、『関西で生まれ育ったから、幼いころは阪神の試合しか見たことが無かった…」と困った表情で答えたが、「これからは横浜DeNAベイスターズも応援したい」と上手く受け答え。

今年2月に離婚していたことをブログで発表した後、初めての公の場に登場したMINMIさんに、様々な質問が問いかけられたが、「夢のような場所で歌わせていただいて、もっと歌の道で精進し、皆さんに楽しんでいただける、パワーを送ることのできる歌を歌いたいと思った。横浜DeNAベイスターズにパワーを送りつつ、パワーアップしていきたいと思う」と笑顔で語っていました。

始球式の代わりに行われたこの盛大なセレモニー。

シーズンの終わりにはセレモニー以上に、関内の街にある横浜スタジアムで、ラミレス監督の胴上げが見たいものです。

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