関内新聞

これが関内のさくらまつり! フード&ハイカラフェスタ開催

花いっぱいの関内さくら通り、おいしいにおいの弁天通り

4月に入ってようやく咲き始めた関内さくら通りの八重桜は、4月半ばに満開に。今年のフード&ハイカラフェスタは、まさに絶好のタイミングでの開催です。朝早く少しだけ雨が降りましたが、昼前には曇り空からわずかに青空が見えるようになり、まずまずのイベント日和です。

会場は午前中からかなりの賑わいに。関内さくら通りでは、八重桜の下に置かれた小机で静かな宴が始まっています。

弁天通りは、ずらりと並んだ出店の地元フードを求める人であふれかえっています。ハマスタはヤクルトとの3連戦の最終日ということもあって、午後2時の試合開始前に飲んで食べて勢いをつけたい、という横浜ベイスターズファンもいるのではないでしょうか。

通りの随所にテーブルが置かれています。テーブルでゆっくりフードと会話を楽しむ人、立ち飲み立ち食いで次々と店をめぐる人、楽しみ方はいろいろです。

関内ならではの名物料理がいっぱい

ハイカラフェスタの特徴は、通りに並ぶ出店がすべて地元の専門料理店だということ。屋外イベントなどでよく見かけるお好み焼きや焼きそばなど露天商が連なるイベントとはひと味もふた味も違う、関内ならではの専門料理の味が手軽に楽しめます。

それでは、おいしそうな匂いをたどって、気になる料理を見てみましょう。

大鍋でじっくり煮込まれているのは、ビストロ ドゥ・シエルさんの「ハチノスと白インゲン豆のトマト煮込み」です。

牛の第二胃袋を使った、とても手間のかかる料理ですね。コラーゲンと旨味がたっぷり。それにしても良い匂い!

ビストロ ドゥ・シエルさんは、カジュアルなフランス料理を気軽に楽しめるお店。テントの下でお店のみなさんが、にこやかに迎えてくれました。

こちらの「鶏もも肉のコンフィ 桜風味」は今回のハイカラフェスタに合わせた特別メニュー。もちろん、定番のキッシュやボルドーワインも大人気です。

こんがり焼けたステーキの匂いを漂わせているのは、レストラン ラタトゥイユさん。ステーキはポテトのフリッツと盛り合わせでの提供です。

ラタトゥイユさんは、フランス料理のランチとディナー、ライブも楽しめるレストランです。

そして、とても気になるのがこちら!「小坪のさざえ ガーリックバター焼き」 です。小坪漁港で水揚げされたさざえをエスカルゴの手法で調理した逸品。これを気軽に食べられるのは、まさにハイカラフェスタならでは。

みなと大通りにほど近い一角で大行列を作っているのは日本料理の空海 本店さん。関内随一の懐石料理店です。

こちらで人気を博しているのは、海老・鱚・かぼちゃ・えのき・青とう・なすの「天ぷら盛り合わせ」です。職人さんの手による揚げたての盛り合わせがワンコイン。うれしいですね。

弁天通りを桜木町方向へ行った反対側には、別亭 空海さんのテントが。こちらの人気メニューは「カニクリームコロッケ うにソース」です。添えられ薄切りのフランスパンでソースをすくってパリッと食べれば、ビールのつまみに最高。

こちらでも多くの方が酒を片手に行列を作っていますよ。コロッケをつまみにもう一杯欲しくなりますね。

メディアビジネスセンター前に設けられたトヨタモビリティのコーナーでは、オープンカーや最新エコカーの展示がありました。この「ベイスクーター」は、みなとみらいなどで1月から提供されている電動キックボード。まだ見たことのない方が多いと思いますが、中区と西区の一部エリアで利用できるようです。

かんないテラスは憩いのスペース

沸きかえる弁天通りをはなれて、桜並木の桜通りに戻りましょう。こちら「かんないテラス」は、桜のアーチの下でピクニックを楽しめるスペースになっています。

通りに設けられた小ステージでは、関内の未来とエネルギー問題に関するトークショーが開かれていました。そのかたわらには、遊びながら「エネルギー」を体験できるコーナーも。手動発電機を回して動かすおもちゃが用意されていますよ。

こちらは「てまわしオルガンKINO」さんによるパフォーマンス。この不思議な装置のハンドルを回すだけで、自動演奏オルガン・紙芝居・しゃぼん玉吹き出し機が連動して動きだします。すごいですね。

オルガンの中を見せていただきました。音を奏でるオルガンの笛もすべて天然木で作られたきれいな仕組みですね。世界でも数少ない手回しオルガン作家・谷目さんの作品です。

にぎやかにストリート飲みする大人の弁天通りと、子どものためのアトラクションも用意された桜通りが交差する楽しさの幅広いイベント。フード&ハイカラフェスタ・さくらまつりのもようをお届けしました!

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