関内新聞

【伝説】スポット全てを回れば願い事が叶うらしい横浜三塔物語

先日記事にしたキングの塔の一般公開を取材にする時に、気になったことがありました。

それに気が付いたのは、キングの塔クイーンの塔ジャックの塔「横浜三塔」についてネットで検索した時のこと。

ネットで調べ物をする時に、いつもちょっとだけ頼りにしているウィキペディア先生。

その先生に教えてもらっていた時、先生からこんなことを言われたのです。

 

(前略)三塔を同時に見る事の出来るスポット(神奈川県庁の正面、横浜赤レンガ倉庫、大さん橋国際客船ターミナル)を全てまわると願いが叶うと言う都市伝説があり、これを「横浜三塔物語」という。(後略)
※ウィキペディアフリー百科事典「横浜三塔」より引用

 

なに!?

って、なりませんか?こんなことを教えられたら…。

だって、
都市伝説って書いてあるんですよ。

 
それで天気の良い日を狙って調査することにして、早速行ってきました!

 

赤レンガパーク

三つの塔は、それぞれが半径100mぐらいにあります、基本的に古い建物なので、そんなに高い建物ではない。

そのことがわかっているので、とりあえず海の方からしか見えないと決めつけ、関内の端っこから回ることにしました。

 
海から三塔を見るとしたら、まずは赤レンガパーク。

思った通りに良く見えました!
まずは1ヶ所目ゲットです。

 
この写真は、この辺りから撮影しました。

 
センターに見えるジャックの塔が、写真では若干小さくて見え難いかも知れませんので、ちょっと拡大すると…。

しっかりとジャックの塔も見えますね。

ジャックの塔は三塔の中でも一番、陸側に位置しているのと高さも一番低いため、どうしても他の2つの塔に比べて見劣りしてしまいます。

逆にクイーンの塔は、一番海側に位置している上、高さも一番高い。
塔の部分だけでなく、建物全体を見ることができます。

さすがは、税関として使われる建物です。

 
あ、そうそう…。

三塔が全て見えるスポットには、足元にわかるように印がつけられているのです。

1つ目のプレート発見!

 
^^v

 
こんな目印がついているのであれば、その段階で既に都市伝説とは言わないような気もしますが、それはさて置き、1つ目のスポットゲットです。


ちゃんとこのプレートの場所から三塔が全て見えるという証拠のために、最後にプレートと一緒に三塔を写しておきました。

調査にでた時間が既にお昼を回り、逆光からの撮影になってしまったので、これが精一杯ですが、ジャックの塔もしっかり見えています。

プレートにある足型に足を置いて挑んでも、ちゃんと三塔全てが見えるというのがわかります。

 
さて次のスポットを探してみよう!ということで、今度は赤レンガパークから海に沿って移動です。

次のスポットは赤レンガパークから撮影している時に、既に狙いを付けていました。

 
象の鼻パークです。

先ほどの撮影で三塔が見える方向に陸地があるので、当然プレートがあるものだと思って、既にこの都市伝説の真偽を疑い始めていました。

 
だって、簡単に見つかるジャン!

 
そう思いながら、まずは三塔が一番良く見えるスポットに立ち、パシャリと撮影します。

赤レンガパークよりも三塔に近づき、また真横にはクイーンの塔が建っていますので、この場所からの三塔は圧巻です。

 
これなら都市伝説も満更ウソじゃないかな…。

 
ということで撮影の後は、足元にあるはずの目印を探します。

 
このスペースは結構広いのですが、三塔に近づいていることもあり、ちょっと角度が変わるとジャックの塔が見えなくなってしまいます。

プレートを探しながら、三塔の存在を確認し、また足元を探す。

次第に探すところが広範囲になり、この広場の全部を歩きまわって探しました。
 

 
ない!

 
探せど探せど目印となるプレートは見つかりません。

 
象の鼻パークができたのは、平成21年6月2日です。
もしかすると、都市伝説はそれ以前から噂され始めていたので、ここにはないのか?

そんな気持ちにすらなり始めるころ、気が付いたのです。

 
象の鼻の部分だ!

 
ということで、鼻の先っちょに向かって歩きました。

 
目指す場所はココ

 
するとね。

伝説通り、ちゃんとありましたよ!

プレート発見!

さっきとはちょっと違うデザインですが、ちゃんと足型もついているので、喜んでその上に立ってみます。


 

あれ?

 
あれれ?


 

ジャックさぁ~ん!!

 

って、おいおいでした。

残念ながら2つ目のプレートの場所からは、目の前にある建物が遮りジャックの塔の頭しか見えません。

まぁ、辛うじて見えると言えば三塔全てが見えますが、象の鼻パークをスポットの1つに加えるなら、さっき撮った場所の方がいいかなぁと思いました。

 
残念…。

 

気を取り直して、今度は確実に綺麗に見えるはずな場所に向かって歩きます。

そう。大さん橋です。

ここは象の鼻パークよりも赤レンガパークよりも、更に海に突き出していますし、周りに邪魔するような建物はありません。

 

広!×2

 
さすがはくじらの背中と愛称がついているだけあって、大さん橋の屋根は広いです。

しかもこれまでの2つのスポットと違い、起伏があるのに加え足元はウッディー。

プレートが埋まっていても、なかなか見つけることができそうにありません。

それでも探しましたよ。

 

足型!発見!!

あっさりと見つけたような書き方になっていますが、実は先ほどの象の鼻パークと同じぐらい見つけるのに時間がかかりました。

だってですね。

先月のあの記事を思い出してくださいよ!
クイーン・エリザベス号が来た時に書いた記事を!!

 
約430m

 
大さん橋は長さがあるのです。

それに上がったり下がったりと、一言に屋上といっても色々とあってですね…。


まぁ、何はともあれ、3ヶ所目の目印をゲットしました。

更に見つける苦労をねぎらってくれたのが、足型の目印から更に目を階下に下ろした時に見つけた三塔のデザイン。

国際旅客ターミナルの建物内へと入る通路一面に大きく描かれていました。

これには驚きました。

大さん橋の足型から撮影

この場所は海に囲まれているので、風も気持ちが良いし、背後にはベイブリッジも見えます。

しばし、伝説のことは忘れて、一休みでもしたくなります。

大さん橋のどのあたりにあるのかは、ちょっと内緒にしておきましょうね。
ここでは書かないですけど、カップルで回った方には、もう一つ別の伝説に触れられるかも知れませんので、自力で探してみてください。(笑
 

 

さて、4ヶ所目となる最後のスポットに向けて移動です。

ここまでの3ヶ所と違って、次のスポットは海からのViewではないということ。

三塔の名前から考えても恐らく3つを代表する建物
そう、キングの塔の近くにありました。

4ヶ所目ゲット!!

ちょうどキングの塔である県庁から日本大通りを挟んだ向かいの歩道にプレートを見つけました。

他の塔と違ってキングの塔は、道路幅が比較的広い日本大通りに面している上、周囲にはそれほど背の高い建物はありません。

それに、キングというだけあって、まぁクイーンとジャックを従えているだろうなぁ、ということでこの場所は意外にもすぐに見つかりました。

こちらのプレートには、これまでにあった「足型」がありませんが、ちゃんと見えましたね。

 
えっ?撮影は?って??

 

この場所からの撮影は苦労しましたよ。

いつも撮影用に持ち歩いている一眼レフには、望遠のレンズしかついていません。
広角レンズをまだ持っていないので、さてさて…。

実はですね、さっきの県庁の写真にちゃんと三塔全てが写っていたのですよ!

 

 

 
ほら!

ね!

ちゃんと写っていたでしょ!

 
ということで、横浜三塔物語の都市伝説も…、

コンプリート!

です。


まぁ、これで本当に願いが叶うのかどうか、都市伝説が本当なのかどうかはわかりませんが、キング・クイーン・ジャックの全てが見れる陸地のスポット4ヶ所を回ってきました。

 
この都市伝説が、いつから言われるようになったのか、なぜ言われるようになったのかは…、
 

 

継続調査!

するかどうかは別として、ロマンチックだと思いませんか。

三塔とも震災や戦争などを乗り越え、それでも壊れることなく建っているから、それにあやかるという願いから生まれたという由来と、横浜に訪れる外国船の乗組員が最初に見る横浜の3つの塔に、横浜を離れる時には、無事の航海を願掛けしたという由来があるだとか…。

 
それにしても、一つの塔だけ、どこから見ても影が薄かった…。

 

ジャックの塔は、三塔物語の中でいつも見え難くてかわいそうでした。

なので、特別に夜に戻って単体で撮ってあげときました。

 
横浜三塔物語の都市伝説のご利益については…、

 
今後の関内新聞の発展を見て判断してください。(笑

 

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