関内新聞

映画「あぶない刑事」の制作秘話や裏話が満載で楽しめたイベント

いよいよ公開が目前に迫った映画「あぶない刑事」。シリーズ最終作と言われているだけに、あぶ刑事ファンはもちろん、30年にも渡り横浜を舞台に続いてきた話題作への注目は熱いですね。

本牧を中心に、関内や中華街など、地元の彼方此方がスクリーンに現れることを考えると、撮影が開始されたとの情報が広まってから、ロードショーを待ちわびている方は多いでしょう。

その最中、あぶ刑事の制作秘話が聞けるというイベントが関内ホールで開催されると聞き、メディア力をフル活用して潜入してきました。

それは『「あぶない刑事」を作り上げた男たちの、あぶない話』と題されたイベント。開場時間ギリギリに滑り込むと、既に多くのファンが今か今かと待ちわびている状況。


受付を通過するとタカとユージの等身大パネルが出迎えてくれました。300人近く収容できる関内ホールの小ホールは、事前に申し込みをすませているファンで埋め尽くされるほどの人気ぶり。

さすが横浜って感じがプンプンしてきました。


開演すると、まず最初にこのイベントを主催しているハードボイルドヨコハマ代表の秋山さんが開催宣言。アクションなどの映画など、『映像の街・横浜』を基本とした様々な興行および告知活動を通じて、「よりよい、未来ある、魅力的な」ヨコハマの地域活性の一助となるよう活動している団体であることを説明されました。

最近ではトレンディドラマの舞台になることが目立っていますが、考えてみると一昔前にスクリーンに映るヨコハマといえば、アクションが多いイメージがありますね。

開催宣言に続いては、まだ連続ドラマ時代のあぶない刑事のロケ地について、それがどこの場所で撮影されていたのかを振り返るパートが始まります。連続ドラマ時代というと30年も前の時代。まぁ、よく調べたなぁと思えるほど、細かいシーンのロケ地までも「その場所が今でも変わっていない。」とか、「この場所は大きく変わってしまっている。」など、詳しく説明してくれました。

個人的には、このパートが一番ワクワクして見ていられたと思います。関内エリアでも、例えば県庁前や尾上町などの、その当時のバス停が映っていたり、日々関内で活動している者としては、30年前のその場所があぶない刑事に映っていると知るとホッといたって嬉しく思いますから。

続いて、あぶない刑事にも出演していた俳優のホリベンこと、堀勉(ほりつとむ)さんがMCで登場。


あぶない刑事ゆかりのお宝グッズのオークションが始まります。ハードボイルドヨコハマの秋山さんが再び登場して、お宝グッズの内容を説明。タカこと舘ひろしさんのサインやユージこと柴田恭兵さんのサインなどがオークションにかけられていました。

オークションに続いては、この日のメインコーナーである制作関係者によるトークショー。本作監督の村川 透さんをはじめ、脚本の柏原 寛司さん、撮影の仙元 誠三さんなどのスタッフ陣を始め、連続ドラマ時代から出演している俳優の伊藤 洋三郎さんや長谷部 香苗さんも登場し、会場のボルテージは一気にマックスまで上り詰めました。


長谷部 香苗さんはあぶない刑事のなかでは当初からマドンナ的存在のキャラクター。近藤課長こと、故・中条さんの台詞「瞳ちゃん、お茶!」が懐かしく思い返されますね。変わらぬ美しさがキラキラしていました。

トークショーといえば、会場のファンからの質問で、「タカやユージのあんなとここんなとこ」みたいなことを教えて…、とあったのに対し、ここでしか聞けない本当の秘話を聞きたいと願っているファンの期待をよそに、伊藤さんや長谷部さんからも期待以上のぶっちゃけトークは聞かれず、やや残念。まぁ、それもあたり前のことかも知れませんが。(笑

この日の最後は、タカ&ユージなりきりタイム。事前に応募していた一般の人が、なりきってステージに登場。あぶない刑事といえばタカ&ユージの2人の主役なのにも関わらず、なりきって出てきたファンは、全てユージ。一般的にユージこと柴田 恭兵さんのキャラクターのほうが、エッジが効いててなりきりやすいのでしょうか。


この日、16時から始まったイベントは、気がつけば20時前になって終わりの時間に。長時間だったにも関わらず、最初から最後まで楽しんでみていることができました。それもこのあぶない刑事というシリーズが人気作だったという証でもあり、横浜にゆかりのあるシリーズだけに飽きることがなかったのだと思います。

「さらば」とついている今回の作品。

本当に終わりになるのかと思うと寂しい気持ちがしますが、公開はいよいよ1月30日から。地元がたくさん映る映画ですし、早速見に行ってみようと改めて思わせてくれるイベントでした。

そういえば、小紙が独自に入手した情報だと、この関内新聞でも取り上げた「地酒や 文次郎」さんがロケで使われたそうです。こちらもどんなシーンで出てくるのか楽しみです。

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