関内新聞

初春の大通り公園で開催された「石花体験」とは、いったい何か?

大通り公園を活性化するための実証実験が開催されました

去る2017年3月24日~25日の二日間、横浜市整備局が、市民の憩いの広場であるJR関内駅南口前の「大通り公園」の新たな活用方法の検討をする「実証実験」が行われました。

関内新聞では、開催前にイベントのチラシを入手し、取材テーマを検討。

公園での清掃活動、公園でのランチの楽しみ、盆栽を見ながらカフェを楽しむ、青空の下で読書体験など、公園を楽しむための様々なプログラムが紹介されていましたが、その中の「石花体験」という聞きなれない言葉にとても興味が湧き取材テーマを「石花体験」に決定。

春の青空が気持ち良い25日に大通り公園を訪れました。

大通り公園の石の広場の花壇に集まる人々

JR関内駅から大通り公園に入ると、なにやらいつもと違う雰囲気。

ロダンの石象で有名な「石の広場」に人だかりができています。しかも皆さん花壇の周りに座り無言で黙々と小さな石を積み上げています。ここがまさにプログラムにあった「石花体験」の会場でした。

ちょっと覗いてみると、常識では考えられないバランスで石が積み上げた作品が、次から次へと出来上がっていきます。時々、参加者同士でおしゃべりをしたり、笑い声をあげたり、写真を撮ったり、なにやら楽しげです。

「石花」とは、いったいなんなのでしょうか?

今回、この実証実験には「横浜石花会」が主体となって参加されているということなのですが、そもそも「石花」とはなんなのでしょうか?

「石花」とは、世界中で注目を集めている、石を絶妙なバランスで積み上げ芸術作品にまで昇華させる「ロックバランシング」を日本での普及させるための名称として、日本人の感性に合った名称として「石花」と名付けられたということでした。

そして日本での普及活動は、「石花会」という団体が各地でワークショップを行うなど熱心に活動をされているそうです。

今回の会場には、石花会の中心人物で、今年の3月に「NHK・美の壺」に登場した伝説のロックバランサー「石花ちとく」師匠もいらしていて、参加市民の方々に丁寧に石花(ロックバランシング)の作り方を熱心に伝授されていました。

写真左:渋谷石花会の「石花とかん」師匠/写真中央:「石花ちとく」師匠/写真右:横浜石花会の「石花かねき」師匠

初春の大通り公園に咲く「石花」、次はあなたが作ってみよう!

大通り公園を活性化するための実証実験のひとつとして開催された「石花体験」のレポート、いかがでしたか。

「石」さえあれば誰でも挑戦できて、お金もかからず、集中力や忍耐力を養いながらアート(芸術)を創作できてしまう「石花体験」。

あなたもぜひ挑戦してみませんか!

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