関内新聞

ダイバーが山下公園の海を大そうじ

山下公園の護岸からダイバーが横浜港の海へ!!

毎年この時期の恒例となっている「山下公園海底清掃大作戦」は、今回で38回目。横浜港をクリーンにするため、十数名のダイバーが海に入ってくださいました。

みなさんが所属する「海をつくる会」は、横浜だけでなく神奈川、千葉、静岡の海で毎週のように清掃活動を行っています。

ゴミを探して山下公園前の海をダイバーたちが泳ぎまわります。数年前の大作戦では、氷川丸の窓枠が海底から引き上げられたこともあるそうです。

台風の影響か!?海底から大量のゴミが!!

ゴミ発見!! ダイバーが見つけたゴミは陸上のスタッフに手渡されて、次々と運ばれていきます。大きな物もありますね。小さなゴミは、赤い回収袋に入れて運ばれます。

空きビン、空き缶、ビニール袋。いろいろな物が海底に落ちているものです。夏から台風が多かったので流されてきた物なのでしょうか、今回は空きビンのゴミが多いそうです。タイヤなど、まだ引き上げられない大きな物もあります。

今回集められたゴミの総重量はなんと440kg!!

なかには、戦時中の物と思われる薬きょう(火薬を入れて銃に装填する容器)という、とんでもないゴミまで見つかりました。

この日は早朝まで雨が降っていて午前中は少し肌寒く感じる陽気でしたが、作業が終わったダイバーの工藤さんは「今日は透明度もあってゴミが探しやすかった。水も冷たくありません」ということです。

ダイバーのみなさん、お疲れさまでした!

会場には、横浜港に棲む魚貝の水槽展示もあり、思いのほか多くの人が関心をもって見ていました。ヒトデやイソギンチャク、ハゼ。大きな魚はクロダイでしょうか。

幸いこの中には入っていませんが、フグと同じ毒をもつヒョウモンダコが今年9月に本牧で釣り上げられました。山下公園付近ではまだ見つかっていませんが、釣りを楽しむ方はご注意ください。


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