関内新聞

中華街で中国建国の日を祝う「国慶節」パレード開催

獅子舞や民族舞踏が中華街をねり歩き

1949年10月1日、北京の天安門広場で建国式典が行われ、毛沢東主席により中華人民共和国の成立が宣言されました。中国では、各地でさまざまな祝い行事が行われるそうです。

横浜中華街では、中国獅子舞や中国民族舞踊などが参列するパレードで建国をお祝いします。

日本列島を縦断した台風24号が未明に北関東を通過。横浜も深夜すぎには大変な強風に見舞われましたが、当日は朝から晴天。汗ばむほどの陽気になりました。

パレードは午後2時に山下町公園をスタート。台風一過の青空の下、慶祝パレードの隊列が中華街大通りを進んでいきます。横浜山手中華学校の生徒たちが、舞踏や獅子舞でパレードに参加しています。

5頭の獅子が舞い踊りながらパレードに登場。中華街全域をねり歩きながら伸びあがった獅子が、大きく口を開いて沿道の観客に迫っていきます。日本の獅子舞と同じように、獅子に頭をかまれるとご利益があると言われています。

中華街でお祝い欠かせないのが爆竹です。爆竹の束に点火して、鉄の箱にすばやく投入。激しい爆音と煙でお祝いムードを盛り上げます。

華麗な民族衣装、バラエティー豊かなパレード

こちらは華やかなチャイナドレスのご夫人たちの隊列。中華街ならではのパレードの風景ですね。

くねくねと龍が動く様子を表現する舞龍(ウーロン)は、元々は雨乞いの儀式として行なわれていたそうです。中華街のイベントでは、しばしば登場するパフォーマンスとなっています。

中国の地方民族の衣装を身につけた少女たちの隊列もあります。

市立港中学校の吹奏楽部もパレードに参加。中華街西門の横にある港中学には、中華街から通う生徒が近年増加しているそうです。

国慶節は中国のゴールデンウイーク。10月1~7日が7連休です。この休日の間に海外旅行する中国人も多く、目的地の人気第1位はなんと日本。横浜で休日を過ごす方も、さぞかし多いことでしょう。


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