4月22日まで横浜開港記念館で、企画展「銭湯と横浜」が開催されています。
スタンプラリーは、会場で配布している「横浜湯めぐり手帳」にスタンプを集めるとプレゼントがもらえるイベント。スタンプ3個でオリジナル缶バッジ、スタンプ10個でオリジナル銭湯バッグ(限定50個)など、素敵な景品が用意されています。
タオルと「横浜湯めぐり手帳」を持って銭湯へ行ってみましょう。
伊勢佐木町商店街の奥にモダンな温泉銭湯が!! 利世館(中区伊勢佐木町5-127)
「横浜湯めぐり手帳」を手に最初に訪れたのは、イセザキ・モールのクロスストリートの先、花屋さん脇の人ひとり通るのがやっとの細い路地を入ったところにある銭湯・利世館。
便利な場所なのにちょっと見つけ難いのでご注意ください。
コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな建物ですが、その歴史は古く、創業80年ほどになる老舗の銭湯です。2階のフロントから中へ入ると、浴室壁面はレンガ、床はレトロ感あるタイル模様で、シックなムードに包まれます。
メインの湯船は、地下70mから汲みあげる黒褐色の炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉。筋肉痛や神経痛に効き、美肌効果もあるそうです。超音波風呂、気泡風呂、座風呂もそろっているので、温泉気分でゆったりくつろげますね。
【営業時間】14:00~23:15
【定休日】7・17・18・27日
湯船のむこうに雄大な富士山のタイル絵が!! 辨天湯(中区弥生町1-9)
大通り公園をはさんで伊勢佐木署向いの公園に面したマンションの1階。ブルーライン伊勢佐木長者町駅から徒歩3分ほどの所に辨天湯があります。
のれんをくぐって中へ入ると番台があり、脱衣場にアナログ体重計やぶらさがり健康器、マッサージチェアも並んで、マンションの1階だというのに意外なレトロ感が漂っています。
タイルが美しい浴室内。そして、湯船のむこうの壁面には、細かなタイルで描かれた富士山のモザイク画が。これはうれしいですね。ラドンイオン湯やバイブラ湯のジェットは、勢いよく疲れを吹き飛ばしてくれそうです。
入浴後は、脱衣所にそろえられた雑誌や新聞でひと休み。お風呂帰りに大通り公園を散歩して、浜風に吹かれるのもいいものです。
【営業時間】15:30~24:00
【定休日】10・11・20・30日
銭湯で昭和ムードを超満喫!! 永楽湯(南区永楽町1-8)
ブルーライン伊勢佐木長者町駅から大通り公園南側を伊勢佐木署方向へ進み、中央分離帯のある横道を左に入って5分ほど。繁華街を少し離れた閑静なエリアを進むと、茶色いタイル張りの永楽湯の風格ある建物が見えてきます。
永楽湯の創業は1951(昭和26)年。界隈で最も古い銭湯です。
番台でお代を払って脱衣所に入ると、格子状の立派な作りの「格天井」に目を奪われます。天井から壁へと下がるカーブの美しさ。磨きぬかれた木材の輝き。70年ほど前、永楽湯が建てられた当時のにぎわいがうかがい知れます。
ちょっと低めの温度に設定された湯船の黒湯・炭酸水素塩冷鉱泉は、ゆっくりと浸るにはちょうどいい湯加減。鉱泉でぽかぽかに温まれます。そのほかジェットバスや気泡バス、追加料金でサウナも利用できます。湯あがりには銭湯定番の昔懐かしいマッサージチェアに座って、昭和を満喫してみましょうか。
【営業時間】15:00~24:00
【定休日】6・16・25日(変更あり)
中華街に温泉があるなんて!! 恵びす温泉(中区山下町161)
JR石川町南口から中華街方向へ歩いて5分ほどの所。元町交差点から西の橋を渡り、うどん屋さんの角を入ると「恵びす温泉」の看板が見えます。中華街や元町商店街のすぐ近くにも銭湯があるんです。
階段をあがったビルの2階にある恵びす温泉の特長は、充実したその設備。入り口階段の案内板にあったようにジャグジーや歩行浴、電気風呂からミストサウナまでそろって、ちょっとしたリゾート気分を味わえそう。
お湯はラドン原石を使用したラドン温泉。タオル付きのセット料金もあるので、会社帰りやベイサイドをランニングした後など、手ぶらでふらりと訪ねても入浴できます。
【営業時間】11:00~25:00
【定休日】年中無休
翁湯(中区寿町)は、労働福祉会館の建て替え工事にともない休業中です。ご注意ください。
湯あがりに夜の街へ繰りだして冷たいビールを一杯。そんな楽しみ方もできる関内・伊勢佐木町エリアの銭湯。寒さが和らぐこれからの季節は、湯冷めする心配もなくなって銭湯めぐりにちょうどいいですよ。「湯めぐり手帳」も忘れずに!