関内新聞

まるでフレンチ!?想像を超えた一皿が登場するおでん屋「文次郎」

胃袋の欲求が秋冬仕様になってきた今日この頃。

これからの時期にピッタリの、とっておきの情報を編集長から教えてもらっちゃいました。

 
フレンチのように楽しめちゃうおでん屋さんがあるらしい…!

 
おでん屋さんなのにフレンチのよう?

え?何屋さん??

わくわくドキドキ心躍らせながら早速お店にやってきましたが…

外観は完全におでん屋さんです!!

モグモグ隊として召喚したグルメな女友達は、気合い入れて丸の内OL風にキメてきたのですが…

メニューをなめるように見るその姿、フレンチ感はゼロ。

丸の内OL風のモグモグ隊になんて説明すればいいんですか。どうしてくれよう、編集長

…なんて、ちょっとザワザワしていたのは、このラインナップを見るまでの、ほんのちょっとの話です。見てください、カウンターの目の前に広がる、この夢のような光景…☆☆☆

どれをいただこうか、目移りしてしまいます!!

たぷんたぷんのお出汁の香りが漂って、もうこれだけでお酒が飲めそうです。

丸の内OL風のモグモグ隊も、大喜びで写真を撮り始めました。よかったよかった。

まずはこれを、と店主の河内さんがお出汁をおちょこに注いでくださいます。

透き通った美しい色。こんなぜいたくな一杯、あるでしょうか。

もったいないのでちびちびっといただきました。

 
・・・ふ~!たまらない!!

この味がしみたおでん、間違いないに決まっています!!

はい、この通り!

定番の顔ぶれで楽しめる盛り合わせに…





まいたけ!

よもぎ麩!

トマト!

カキまで!!!!

ひとつひとつの味は説明するまでもありません。

素材にしみ込んだお出汁が口の中で広がっていく…最高です。

ふと隣を見ると、モグモグ隊はもう熱燗いっちゃってます。

でも、飲まずにはいられませんよねえ。

「お刺身も、朝どれの新鮮なものだけですよ」

そう言ってスッと出されたキラキラのお魚たち。

こちらのラインナップは日によりけり。

この日は、イナダ、金目鯛、カツオ、ヘダイ、イシモチ、アジ、〆サバ、ウニ。お刺身は、それぞれの味が、濃い!さすが朝どれです。

「お刺身がおいしいと、おでんの味が引き立つでしょう?」と河内さん。

なるほど、おでんへのこだわりがあるからこその、新鮮なお魚へのこだわりということですね。

さらにはこんな豪華な一品まで!

大迫力!!

濃厚で、ひとつひとつが大ぶり。

「良いもの」がいただけるって、本当に幸せです…。

ところで、「フレンチのような」という話はどこにいっちゃったんでしょう?

ま、おいしいからもはやどうでもいっか~とウニをほおばりホクホクしていたその時!



ついに登場してまいりました!

おでん屋さんでこんな一皿、見たことありますか??

 
白レバーのパテ、いぶりがっことクリームチーズ、あん肝、三浦大根の生ハム巻きです。

上からかかっているのはバルサミコ酢。

実は河内さん、フレンチのご経験もおありとのこと。

お酒に合うものをと、こんなメニューも用意されているのだそう!

 
「お酒はね、こんな風に楽しんでみるのもいいんですよ」

と、河内さんがワイングラスに注いでくださったのは日本酒です。

それでは日本酒をワイングラスでまず一口。

「空気に触れるとね、角が取れて飲みやすくなりますよ」。

へえ!と、言われるがまま、グラスを回し空気に触れさせてもう一口。

ほんとだ!口当たりが、なんだかまろやかに!

「日本酒初心者やニガテな人にも、これなら楽しんでもらえるでしょ」。

一品一品を一番いい方法で味わうためにはどうすればいいか、それを考えていらっしゃるのですね…!

そのことをさらに感じさせてくれたのがこちらの一皿。

なんと、おでんの大根とフォアグラによる奇跡のコラボです!!

どこのレストランですか、ここは!

個人的に、超ヒットです。

お出汁とフォアグラの濃厚さとバルサミコ酢のハーモニーってこんなにすばらしいのですね。

そしてワイングラスに注いだ、冷えた日本酒と合わないはずがないっ!

 
感激です。幸せです。

 
そしてたたみかけるように最後の大物登場!

まっ、まぶしいっ!!

鮭といくらの土鍋ごはんです。

これに最高の贅沢をすると、こうなります。

さきほどのウニをご飯に乗せていっしょにパクッと…。

もう、なにも言うまい。至福とはこのことです。

おでん屋さんのカウンターで、結果こんなにグルメな女子会が楽しめてしまいました。

おでん屋さんにいるような、フレンチレストランにいるような、不思議な時間。

いったい、どうしてこんなスタイルに?と河内さんに尋ねてみると、

「自分のスタイルを貫いて、自分にしかできないお店を作りたいんですよ」

と、力強く、そして笑顔で答えてくださいました。

 
すべてがとにかく丁寧で、河内さんの職人魂があらゆる部分から伝わってくるお料理ばかり。

文次郎」は「おでん屋さん」にはまったくおさまらず、どこまでも知らない世界へ連れて行ってくれるお店でした。

 
…それにしても、関内を愛する編集長の引き出しはほんと頼りになります。

ショップデータ

地酒や 文次郎
  • 横浜市中区尾上町3-40
    第二柳下ビル1階
  • TEL:045-633-3807
  • WEB:www.bunjiro.biz
  • 営業時間:
    【月~金】ランチ 11:45~13:30/ディナー 17:00~25:00
    【土・祝】17:00~23:00
  • 定休日:日曜

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