関内新聞

夏一番!! 暑さも吹き飛ぶ吉田まちじゅうビアガーデン

伝説のナポリタン復活!! 子どもも大人も吉田町に大集合

関内から野毛へ抜ける吉田町本通り。イセザキモールから歩いて、ホコ天になっている吉田町本通りへ入るといきなり、足もとに生きたうなぎがいる! そうでした、今日は土用の丑の日。

みなさん、うなぎ食べましたか?

うなぎを食べなくても、ここへ来れば元気が出そう。3時にスタートしたイベントですが、まだ明るい夕方5時頃にはもうこの雰囲気です。

午後からホコ天になった吉田町本通りの路上いっぱいにテーブル席を配置して、約40の飲食店が通り沿いにブースを出しています。

「吉田まちじゅうビアガーデン」は弁天通り「関内フード&ハイカラフェスタ」、石川町「裏フェス」と並ぶ横浜3大ストリート飲みイベントですが、この盛り上がりはそのなかの最高峰かもしれません。

吉田町壮年部の出店ブースでは、ナポリタンやかき氷を提供。ナポリタンは、かつて吉田町にあった「レストランタマガワ」の味を再現したもの。

伝説の横浜ソウルフードが、この日だけの限定復活。(8月のイベントで再登場するかも!?)

クマの看板は、2代目マスターが大阪万博で購入してタマガワの店頭に飾っていた名物。いまも健在です。

食事はもちろん、つまみにもぴったりのナポリタンでビールもすすみます。ナポリタンをつまみながら、まちじゅうビアガーデンを歩いてみましょう。

吉田町青年部のブースでは、子どもたちが輪投げを楽しんでいますね。懐かしい縁日の雰囲気です。

ぴくりとも動かないパントマイマーに「本物なの?ほんとに人間?」と駆け寄る子どもたち。

沢村誠一さんのパントマイムも子どもに大人気です。

こちらは自由空間たき火ラウンジ。横浜の街の真ん中でたき火なんて、なんて自由なイベントでしょう。

バーから飛びだした音楽がストリートにあふれる

吉田まちじゅうビアガーデンの特長は、異国情緒ただよう街並みと並木のムード。そしてバラエティーに富んだアトラクション。会場内には、関内側の「ノラねこステージ」、中央付近の「ミケねこステージ」、野毛側の「シロねこステージ」と3つの音楽スペースが設けられています。

ミケねこステージでは「京浜ホールディングス」のブルースロックが響き始めました。

ノラねこステージを受け持つのは「横浜市歌」CD絶賛発売中の着ぐるみ懐メロ音楽隊、日ノ出サンデーズ。懐かしい昭和のメロディーに大人も子どももノリノリ。

パントマイマーはまだしんたろうさんも合流して、マイケル・ジャクソンばりのダンスで盛り上げてくれました。

気がつけば夕の帳が降りる時間。街の明かりも灯り始めて、さあ夜はこれからが本番です。

野毛へと続く都橋の手前に設置されたシロねこステージでは、ギターとバンジョー、ハーモニカに加えて、金だらいに綱を張ったベースや、シンバルを付けた洗濯板など妙な楽器をかかえた一群が演奏中。

「サバサンド」というバンド名の通り、バーの街・吉田町にぴったりの味のある音楽を聴かせてくれます。

このような楽器を使う楽団を「ジャグバンド」というそうです。ステージをプロデュースしたMooneyさん(右)と相棒のベーシストSpeedy菅野さんにお話を伺いました。

「このイベントはいいですね。通りの真ん中に座って、ゆったり音楽を聴けるって最高。ジャグバンドの音楽には親しみやすさがあります。ジャズほど堅苦しくなく、歌も日本語で分かりやすい。ハワイアンや歌謡曲のように気軽に楽しんでもらえる音楽です」

夜毎横浜の酒場で奏でられるロックやフォーク。その源となるアメリカンルーツ音楽シーンでは知る人ぞ知る兄貴的存在のMooneyさんは、昨年のハロウィンから吉田町のイベントに参加して今回が3回目。

Mooneyさんのプロデュースで今回は3つのジャグバンドが出演しました。

Mooneyさん自身も愛用の赤いギターを抱えて、Speedy菅野さんとともにステージに。ゆかいな歌と観客のコール&レスポンス、吉田町の路上で楽しいひと時をかもし出してくれました。

ステージから離れて、風に乗って聴こえてくる音楽を耳にしながらテーブルを囲むのも、また楽しいもの。吉田まちじゅうビアホール、次回は8月31日(土)の予定です。今年の夏の最後、吉田町へ繰り出してストリートで楽しみませんか。

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