関内新聞

旧暦のお正月「春節」で中華街が一年で一番盛り上がる季節になる

春節2016の提灯

旧暦の正月を祝う「春節」。今年2016年は2月8日が春節にあたり、横浜中華街では、様々なイベントが催される予定になっています。


中華街のいたるところで、お正月の飾り付けが始まっています。関帝廟通りや市場通りには、道路を渡すように提灯が飾られ良いムード。

7日の夜から8日を迎える時間には、カウントダウンイベントがあり、あちらこちらでけたたましく爆竹が鳴り響き、獅子舞が優雅に舞いお正月ムードを盛り上げています。

今年の春節を迎える瞬間は、関帝廟の隣にある横濱中華学院の校庭で、獅子舞と一緒に過ごしました。ものすごい人だかりで、獅子舞を綺麗に撮影することができませんでしたので、次に向かったのは媽祖廟の裏手にある山下町公園。


こちらにも、同様にたくさんの人が出ていましたが、獅子舞が人波をかき分けてカメラの方に出てきてくれました。日本の獅子舞とは違って、カラフルな獅子舞。おまけに額には電飾がついています。

さてお正月といえば初詣。日本でも神社や寺院にお参りして一年間の安全や健康、幸運などを祈願します。中華街には2つの廟があり、これらが日本の神社や寺院に当たります。

…ということで、

まずは媽祖廟にお参り。

開運セットと言われ販売されていたお線香と金紙を購入。媽祖廟では1,000円で販売されていました。


このセットを購入した人は、神輿の下をくぐってお参りを開始します。

お線香は全部で5本。その数と同じだけお線香をお供えする炉が準備されています。1番から順番にお線香を炉に立て、今年の幸福を祈願します。

5か所にお線香をお供えした後は、媽祖廟の本殿の中へ入り、媽祖様をはじめ複数の神様に祈願。


最後は金紙を炊き上げで燃やし神様に届けます。金紙は日本でいう、お賽銭みたいなもの。それを火で燃やししてお供えするという儀式で、お参りに本腰を入れます。


せっかくだから、もう一つの廟、関帝廟にもお参りします。

こちらでも同じようにお線香と金紙が売られ、必要に応じて購入します。媽祖廟と変わらないかと思いきや、こちらにはセットがなくお線香が500円、金紙が1,000円で売られていました。


微妙な金額の違いにたじろいでしまいましたが、こちらでもお線香だけを購入してお参りすることに。

お参りの方法は媽祖廟と同じ。5本のお線香を順に炉に立て祈願します。最後は本殿に入り祈願。中華街をはじめ、関内の街が盛り上がるように一生懸命に祈願しました。

 
ついひと月前に初詣に行って同じように祈願したところではありますが、日本最大の中華街を抱える関内にいるので、これからは春節にも毎年お参りしたいと思います。

今年の春節のイベントは、2月8日~2月22日の間に開催。イベントの日程は、以下の通りです。一年で一番盛り上がっている時期の中華街に、ぜひ足を運んでみてください。

2016年春節イベント

採青
  • 日時:2016年2月8日(月)16:00~20:00
  • 場所:中華街全域
春節娯楽表演
  • 日時:
    2016年2月11日(木・祝)13日(土)14日(日)21日(日)
    ①14:30~15:30、②16:00~17:00、③17:30~18:3
  • 場所:山下町公園
祝舞遊行
  • 日時:2016年2月20日(土)16:00~
  • 場所:
    山下町公園→関帝廟通り→福建路→西門通り→中華街大通り→南門シルクロード→山下町公園
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