2015年2月10日(火)

横濱媽祖廟~よく当たる!と評判の、中国式おみくじにドキドキ!

アバター画像 岸野 ちほ

「横濱関帝廟」と並ぶきらびやかな廟「横濱媽祖廟(まそびょう)」。この媽祖廟で観光客を中心に人気なのが「中国式おみくじ」です。日本の神社で見かけるものとはひと味もふた味も違っていて、結果が出るまでのドキドキを、いつも以上に楽しめるのです!

横濱中華街では「横濱関帝廟」(よこはまかんていびょう)と並ぶきらびやかな廟、「横濱媽祖廟」(よこはままそびょう)。「媽祖」は航海安全を護る女性の神様で、家内安全や無病息災などさまざまなご利益があるそうです。

媽祖廟にまつられている神様

媽祖廟全貌廟の中心にまつられているのはもちろん媽祖様なのですが、それ以外にも多種多様な神様がまつられているのをごぞんじですか?

学問の神様「文昌帝君」(ぶんしょうていくん)をはじめ、安産の神様「臨水夫人」(りんすいふじん)、子宝の神様「註生娘娘」(ちゅうせいにゃんにゃん)、金運招財・財産安全の神様「福徳正神」(ふくとくせいじん)まで。

そんな中、観光客から圧倒的な人気(?)を誇るのが縁結びの神様「月下老人」(げっかろうじん)。

横濱媽祖廟は、知る人ぞ知る恋愛成就のパワースポットでもあるのです!

縁結びのお守り

媽祖廟お守りピンク色をしたかわいい縁結びのお守りも大変人気だそうで、中に縁結びの象徴でもある赤い糸が入っています。

なんだかとってもご利益のありそうなお守りですが、このお守りのご利益をさらにパワーアップさせる方法が…!

それは、頂いたお守りに香炉の煙を浴びせる、ということ。

最もよいのは自分でお供えした線香の煙を浴びせることだそうですが、すでにお供えされている線香の煙でもご利益はあるそうですよ。

中国式のおみくじ

さてもう一つ、横浜媽祖廟で「よく当たる!」ととても評判なのがおみくじです!

おみくじと言っても、私たちが神社でよく見かけるものとは異なり、そのやり方は中国式。竹筒に入った棒くじと、神筈(しんばえ)という木製で三日月型をしている神具を振って行います。

媽祖廟おみくじ

特殊な手順のため、そのやり方を媽祖廟スタッフの梁(りょう)さんから教えていただきました。

おみくじのやり方

  1. 拝礼台にひざまずき目をつぶって手をあわせ、自分の名前、住所、生年月日を神様に伝え、神様に聞きたいことや願い事をひとつだけ唱えます。
  2. 棒くじの入った竹筒を振ります。竹筒を振ると1本飛び出てくるので、その棒くじを抜いて下部に書かれている番号を確認します。
  3. 媽祖廟棒くじ

  4. 神筈(しんばえ)を両手で包み込むようにあわせ、「●番でいいですか?」と神様に尋ねて床に振ります。
  5. 媽祖廟の神筈

  6. 神筈(しんばえ)の表裏の組合せが神様からの答え。
  7. 媽祖廟の神筈②

このように表と裏の組み合わせが出たら「その番号でよい」という神様からのお返事。もし同じ向きの組み合せが出たときは、もう一度棒くじを振るところから。

表と裏の組み合わせになり、神様からのOKが出るまでくり返さなくてはなりません!

私は2回目でOKをいただきましたが、お隣のお姉さんは10回くらい振っていました。でも、表と裏の組み合わせが出る早さは結果やご利益とは全然関係ないようなのでご安心ください。

おみくじの受け取り

媽祖廟のおみくじさて、無事に神様からのOKをいただいたところで、棒くじに書いてあった番号のおみくじを受け取りに行きます。

「おみくじにはいろいろな項目ごとに結果が書かれていますが、自分の唱えた願い事についてのみ確認してくださいね」と梁さん。

ちなみに私のおみくじにはとってもいいことが書いてあったので、財布の中に大切にしまっておくことにしました。ありがとうございます、媽祖様、月下老人様。

よく当たると評判のおみくじということですが、「まずは棒くじを引き、その後さらにその番号でよいかどうかを神様に尋ねる」という2ステップ式だと、なんだかおみくじの説得力や効力も増す気がしますよね。

おわりに

さて、もうすぐ「春節」。中華街が最も賑わう時期がやってきます。今年の旧暦元旦は2月19日。

媽祖廟では旧暦大晦日の18日、カウントダウンイベントや獅子舞が行われます。日ごろ溜め込んでいた厄を落とし、同時に福をもらえるとされる「神輿くぐり」も2月28日まで開催されるそうです。

今年のおみくじがイマイチだったあなた、バレンタインの後味がイマイチだったあなた、横浜媽祖廟への“初詣で”で、神様のお告げとパワーをもらっちゃいましょう!

施設詳細

横濱中華街 媽祖廟
  • 住所:横浜市中区山下町136番地

この記事の著者

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岸野 ちほ副編集長

九州生まれ九州育ち。学生時代を横浜で過ごし、横浜を第二の故郷と呼んでいる。ハマスタでアルバイトをしていたことがきっかけでベイスターズファンに。ファン歴は10年。

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