2017年4月11日

寡黙で優しい蕾の大将が創造する最高の料理をあなたも体験しては

大谷 幸一 大谷 幸一

新入社員の歓迎会や親睦会など宴席が絶えない季節が到来しました。そこで素敵なお店を探している方も多いと思います。そんなあなたへ「食」をテーマに人々に感動を与え続ける料理人=山中圭介氏が大将を務める、「小料理 蕾(つぼみ)」の魅力を紹介します。

今年も新年度が始まりました!新入社員の歓迎会や親睦会、花見の後の宴会など宴席が絶えない季節の到来です。しかし、幹事になった方にとっては、それぞれの宴席のニーズに合った素敵なお店選びに頭を悩ませてしまいます。

そこで今回は、関内弁天通で静かに「お料理に感動した」という噂が広がっている「小料理 蕾」にお邪魔して、実際に筆者の上司を接待しながら、「小料理 蕾」の魅力を伝えるとともに、「宴会でのお店選びの豆知識」を紹介したいと思います。

まずは日常と切り離した環境を演出できるかが大事

蕾で宴会弁天通りの賑やかな通りを歩いていると現れる、墨で描いた丸の中に「蕾」の文字。

この看板を目印に建物の地下へと階段を降りると、そこには街の喧騒から抜け出す、静かな空気が漂よっています。

ガラス製の扉を開けて店中へ入ると、ほのかな木の香りと共に、二人掛けのテーブル席が3セット、老舗Barの様に長いカウンターの席が7席、奥には6人掛けの小上がりが2セット用意されていています。

磨き上げられたテーブルを見ているだけで、凛とした空気感が伝わってくるから不思議です。

蕾で宴会蕾で宴会蕾で宴会

さらに天井を見上げると、なんと!

黒く塗られた天井の下に本物の竹材が格子状に組んであり、まるで竹の屋根から夜空を見上げているような錯覚に陥ります。

これは店主の山中氏(以下、大将)が特注して制作してもらったそうです。まさに、「こだわり」の非日常空間の演出です。

これには、期待感がますます高まります!

蕾で宴会

ポイント

歓迎会や親睦会は、日常の生活とは切り離された「場」があって始めて、参加者の本音が曝しだされます。非日常を感じるためには道路から店の扉までの演出、お店の内装、清潔さと店主の「こだわり」をチェックしましょう。素敵なお店はこのアプローチを大切にしています。

店長やオーナーの人柄を確認しましょう

本日接待する上司の到着まで、まだ時間があります。そこで、大将に色々お話しを伺ったのですが、特に店名の由来について語っていただいたことが印象に残っています。

「これから私が、もっと大きな花になれるような意味を込めて蕾(つぼみ)という店名をつけました」

とても優しく静かな喋り方の大将が、料理の手を休めず恥ずかしそうに答える姿に、誠実さと謙虚さが伝わってきて、その場で筆者は大将の大ファンに。

この時、この接待は成功する!と確信しました。

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ポイント

幹事は、お店を決める時には店長と色々お話をして、その人柄を感じてください。店長のお人柄は、お料理やサービスに必ず反映します。適当な言葉使いができないお店や違和感や悪い印象を感じるお店は、やめた方が無難です。

オープンキッチンは料理人さんのプロの技が見られ楽しさが!

厨房では大将が魚を捌いています。厳選されたサワラから丁寧に骨を抜いていきます。その所作の速さと的確さは、まさに熟練の職人。

見とれていると、切っ先の鋭い包丁で身を切り始めました。

あっという間に切身が完成。そのプロフェッショナルな姿をカウンター越しから見学できることも、オープンキッチンならではの魅力です。

蕾で宴会蕾で宴会蕾で宴会

大将のお料理パフォーマンスは続きます。素早い「お玉さばき」で卵をとろとろにしていき、一気にプライパンへ。同時進行で手羽先の唐揚も完成。

蕾で宴会

ポイント

オープンキッチンのあるお店は、料理人の方が一生懸命料理を作っている姿を見ることが出来、それだけでも非日常空間となります。参加者との話が詰まった時にもカウンターの料理人さんと話をすることで場が和むことも。



さて、そろそろお料理の準備はできたようです。今日はお店の奥の小上がりで頂きます。大将がどんどんお料理を運びこみます。

蕾で宴会

本日のゲストも来店。これから宴のスタート

蕾で宴会まずは生ビールで、乾杯~!

上司二人は初め硬い感じでしたが、大将が運んできてくれたお通しの「なすの揚げ浸し」と「ひじき」を食べた時、その食感に二人のテンションは一気に上昇。

「この揚げ浸しは、とても凝っているね」
「こんな食感のひじき、食べたことないです!」

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ポイント

お店選びのポイントのひとつは、「お通し」。一見、なんでもないような品であっても、この「お通し」が美味しいということは、すべての料理にこだわりのあるお店であるこが多いので、まずは「お通し」を吟味しましょう。

宴のメニューが登場!

はじめは「お造り」。

まぐろ、ハマチはもちろん、赤海老の身もコリコリしていて、まさに今まで泳いでいた魚を〆たような新鮮な食感が口に広がります。

先ほど見た、素早い包丁さばきがこの鮮度を保つ秘訣なのかなと、パクパク食べている上司に話かけながら、筆者もパクパク。あっという間に平らげました。

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続いて「鶏もも塩焼き」。

表面のは、おせんべいのようにキツネ色に焼かれていてとても香ばしい歯ごたえなのに、皮の内側の肉はとてもジュシー。

その皮と肉との絶妙な組み合わせは、大将の下ごしらえと、直感的な火加減の組み合わせから生まれてくるものなのか…。一度食べたら忘れられない味でした。

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大将のお料理への「こだわり」ついての話で盛り上がっていると、大将が日本酒持って我々の席に来てくれました。

大将のお薦めは京都・伏見の玉乃光酒造の純米吟醸「酒楽」とのこと。もちろん、そのお酒を注文してお料理との組み合わせを楽しむことにしました。

蕾で宴会

ポイント

お魚やお肉の鮮度や料理方法の「こだわり」を楽しむことは勿論ですが、お店がそのお料理に合うお酒にどれだけ「こだわっているか」ということも重要。お店の方から十分に説明を聞いて、その中から自分の好みにあったものを色々試してみましょう。お料理に合うお酒が進められないお店は×ですね。

宴も後半戦へ。追加注文で旬の味を楽しみましょう

ふわりとした「だし巻き玉子」も大将のこだわりのひとつ。素材の玉子、玉子をかき混ぜるスピードなど様々な秘伝がこの「だし巻き玉子」には隠されているようです。それを推測しながら味を楽しむのも一興なのでしょう。

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そして、そろそろお酒を変えてみます。

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大将の「こだわり」の京都・伏見の玉乃光酒造の純米吟醸「ささにごり」を味わいながらカリッと揚がった「手羽先唐揚」に無言でかぶりついている上司を見たら、この「手羽先唐揚」が如何に魅力的な味を出しているかが伝わってきました。

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蕾で宴会さっきから気になっていた玉乃光酒造の純米酒を凍らせて作る『大人のかき氷「みぞれ酒」』。

このあたりで、それを皆で飲んでみることにします。

マイナス15度に設定し、過冷却した純米酒を、冷えたデキャンタに落とし込んで作る貴重な「みぞれ酒」を三人で分けあって飲む。

それにより、我々の絆がいくらか太くなったような気がしたのも「蕾」の宴席の効果だと思った次第です。

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ポイント

他の店では、体験することが出来ない要素のある店を宴席に選ぶと、参加者にはとても喜ばれます。それが、歴史的な建物であれ、由緒ある器であれ、他店では食べられないものがあるなど、付加価値があるということです。そのような店を選定すると参加者の印象に残るだけでなく、幹事の評価も高まります。



「みぞれ酒」と合わせて、追加で「タケノコの丸焼き」「若竹煮」をオーダーしました。旬の食材ですので、季節を感じながらお酒を楽しむことができました。

蕾で宴会蕾で宴会

しかも、お料理を盛り付けてある器がまた凝っています。特に春を思わせる青磁の器が美しかったので、大将に「こだわり」を伺ったところ、JR関内駅近くの大通り公園で時々開催される陶器市で購入したとのことでした。

他にも大将の「こだわり」が店内にあるのかなぁと思って回りを見てみると、お金を支払う時のつり銭トレー、御猪口などにも「こだわり」が詰まっていそうです。

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さて、楽しい宴も終わりを迎えようとしています。

今回は、〆に大将お薦めの「まぐろ漬け丼」をオーダーしました。しばらく待って出てきた丼を見て一同びっくり。丼がみどりの草原状態になっていて、マグロの片鱗がまったく見えません。

蕾で宴会

よく見ると、草原は、カイワレ、みずな、菊、万能ネギ、ミョウガなどでてきていて、その草原の下にたっぷりとマグロが詰まっていたのです。

こんな贅沢且つヘルシーな〆の丼は食べたことがありません。

宴会を終えて

「蕾」の大将は、素晴らしい料理と共に、最初から最後まで、来店者に刺激を与え続け最高の時間を提供してくれる静かなるエンターテイナーでした。

このお店(蕾)を筆者が宴席の会場として選んだことにより、2017年の春、上司に対する接待は大成功に終わりました(笑)

山中大将、ありがとうございました。

ショップデータ

小料理 蕾
  • 横浜市中区弁天通3-43-1
    サングレイス関内 B1F
  • TEL:045-227-8288
  • 営業時間:(昼)月-金/11:30-14:00 (夜)月-土/17:00-23:00(L.O.22:00)
  • 定休日:日曜

この記事の著者

大谷 幸一

大谷 幸一デスク

昼はうだつの上がらない中年サラリーマン。しかし、ひとたび編集長からの特命が下ると、どんな難しい取材にも果敢に挑む熱血漢。こんな私を人は「関内新聞の仮面ライター」と呼んでいます。深い歴史があり、異国情緒漂う関内。この街の知られざる魅力をたくさん発見し社会に発信することが私の使命です。

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