関内新聞

昔ながらの人情味と活気溢れる“ハマの台所”「横浜橋通商店街」

商店街って、入った瞬間から「地元!」っていう匂いがプンプンしますよね。

ブラブラしているうちに、まるで自分もそこに住んでいる人であるかのように思えてしまったり…。

そして関外にもあるんです!そんな商店街が。

大通り公園すぐそば、阪東橋駅から徒歩3分ほどの場所にある「横浜橋通商店街」です。

見てください、この怪しげな入り口。一体どこにつながってるんだか。

ディープな雰囲気満点です。

でも、メイン通りに面する入り口はこんなに立派!

そう、「横浜橋通商店街」は、実は横浜市内有数の商店街。

入ってみると、向こう側が見えないくらい長~い!

キャッチフレーズは「いきな下町よこはまばし」

約350メートルの間に約130店舗が軒を連ね、「ハマの台所」なんて呼ばれているそう。

古くから、関内・伊勢佐木町の飲食店バーのママさんたちが仕込みをしてきた場所として、このような呼ばれ方をしているようです。

“シャッター街”という言葉が商店街の枕詞になりつつある昨今ですが、ここは違います!

食料品から生活雑貨までさまざまなお店がずらりと並び、活気にあふれていました。

…写真が食べ物ばかりですね。おなかが空いていたんです、すみません。

どれも本当においしそうでしたよ♪ここでお惣菜を買って、大通り公園のベンチで食べるなんてのもいいかもしれません。


横浜橋通商店街の歴史は古く、原型が誕生したのは1928年。戦前から地域に密着した商店街として親しまれてきました。戦後すぐは屋台がたくさん並んでいるだけの商店街だったそうですが、昭和40年代には全蓋型アーケードを新設し、現在のような姿になったということ(さらに2013年にアーケードをリニューアル)。

お客さんとお店の方が楽しそうに話す姿も印象的でした。地元に長年愛されている証です。

 
ところでこの横浜橋通商店街、いたるところにこの看板が…

「酉の市」?

聞いたことあるようなないような…。

 
「金刀比羅大鷲神社」って書いてあります。これはご近所にあるに違いない!

…ということでグー●ル先生にお尋ねしてみたところ、横浜橋通商店街の目と鼻の先にありました。

さらにありがたいことには、ご丁寧に「酉の市」の説明が!

調べる手間が省けました。ラッキー。

ふむふむ、11月の酉の日に「商売繁盛」「開運招福」のお祭りが行われるということですね。「大鷲(おおとり)」だから「大取り」、商売繁盛というわけです。なるほど!

酉の市では商売繁盛祈願の熊手が並び、それを買い求める人、お祭りに訪れた地元の人、近隣の人達で毎年大いに賑わうそう。鳥居の横についていた鉄パイプは、お祭りの際に提灯を掲げるためのもののようです。提灯が並んだ様子は圧巻でしょうね…!この目で見てみたいものです。

今年の酉の日は、11月5日(木)、11月17日(火)、11月29日(日)の3回。

来月は「酉の市」と「横浜橋通商店街」、関外のディープでツウな街歩きを、ぜひセットでお楽しみください!

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