2016年8月11日(木)

関内の大人婚を演出―ウェディングプロデューサー黒木和架子さん

アバター画像 岸野 ちほ

関内近辺はその土地柄から、結婚披露宴や二次会が数多く行われる場所。関内を愛する大人たちが、関内で“その人らしい”こだわりの式を挙げられたら―そんな思いを語ってくださったウェディングプロデューサー黒木和架子さんのインタビューをお届けします。

港があって海が見えて、小高い丘に並ぶ洋館があって…結婚式にピッタリのロケーションがいくつも存在する関内近辺。さらに数々の関内ツウの舌を唸らせてきた名店も揃っているというのは周知のとおりです。

そんな関内ウェディングに新たな風を吹かせたい、そんな思いで日々奮闘されているのが、ウェディングプロデューサーの黒木和架子さんです。

ウェディングプロデューサー黒木和架子

野毛で、ボディアートのお店を営む黒木さん。ボディアートを通してウェディングの現場に入っていくうちに「最初から最後まで、結婚式全部をプロデュースしたい!」と一念発起。

オーストラリアへ留学し、ハワイでのインターンシップを経て現在に至ります。

  • ウェディングプロデューサーっていったい何?
  • 黒木さんオススメの関内ウェディングって?

そんな素朴な疑問から、黒木さんの抱く関内ウェディングへの思いまで、(そして私自身の今後のためにも…!)お話を伺いました。

ウェディングプロデューサーの仕事とは?

-よく聞く「ウェディングプランナー」とは違うのですか?

黒木さん:

明確な線引きがあるわけではないですが、ウェディングプランナーは結婚式の流れを段取り進行していく、というところでしょうか。

対して、私がフリーでやっているウェディングプロデューサーは、新郎新婦がやりたいことにとことん特化して実現に向けて一緒に作り上げていくんです。

世間体やしきたりにもとらわれない形も含めて、いろんなスタイルでの式を演出していきます。

-「世間体やしきたりにとらわれない」という式は、どういうものがあるのか?

レストランウェディング黒木さん:

最近かなりポピュラーになってきている「人前式」もそうですし、あとは「セカンド婚」もありますね。

大袈裟にはやりたくないけど、仲間内でお披露目をしたい人もきっといらっしゃいますよね。他には、結婚式をあげられなかったけれど、10年経った記念にやってみようかとか。

-なるほど!お披露目したい・お祝いしたいという気持ちは一緒ですもんね。

黒木さん:
特に関内のお客様には、今あげた例に当てはまる方も多いです。関内って“大人”の方が多いんですよね。

いろんな経験をされて、自分のスタイルを持っていて。自由なスタイルで、かつ大人だからこそのこだわりがある“大人婚”をキーワードにしたいと思っています。

黒木さんが考える“大人婚”

-それにしても、関内と“大人婚”って、ものすごくピッタリ、しっくりきますね!

そうですね。だから「関内ならでは」の結婚式として、いわゆるロケーションのいいところをオススメするとかではなくて、あくまで本人たちがやりたいことを満足するようにやる、人とのつながりを大事にして本当に大切な人を呼ぶ、そんな“大人婚”こそ「関内ならでは」のカラーなんじゃないかなって感じています。

-あとは…関内の大人って、味にもうるさそうですが(笑)。

関内の大人婚料理に対するこだわりが強い人は本当に多いですよね~(笑)。

そういう意味では、関内ならレストランウェディングは、とってもオススメです。

私はフリーのウェディングプロデューサーなので、どことのしがらみもなく、本当に食べたい・食べてもらいたいお店にこだわることができますし、私自身飲食店に携わって10年になるので、つながりもいっぱいあります。

飲食店経験者からの目線で、飲食店さんに「こんなアレンジをしては」という提案もできますしね。場所だけ違うところにして料理はケータリングとか、いろんな可能性があると思っています。

-お料理ってゲストにとっても、本当に大事ですよね。(主役にはなったことがないですが、ゲスト目線の気持ちはわかります、私も。)

黒木さん:
そうですよね。あとは、味ももちろんですが、演出も大切にしたいです。ただ食事会をするだけだったら、自分で予約してもできるし食べて終わり。でもそこで一個“プロデュース”が入ることによって、食事会がセレモニーに変わるんです。空間の使い方とか、予算やお客様の層に合わせて、いつものメニューをどのようにアレンジしてもらうといいかとか。

-関内の“大人婚”、なんだか私もやってみたくなりました…(それ以前に…ってのは置いといて)。こんな私にように、これからいつか結婚式をあげたいと思っている人たちに向けて、これからこんなことをやっていきたいとか、何かお考えはありますか?

黒木さん:
自分らしい結婚式って、そうは言ってもイメージがなかなかわかないこともありますし、レストランウェディングだって行ったことがないとよくわからないものです。

装飾やグッズを手作りするにもどんなことができるかサッパリ…という感じじゃないですか?だから、そんな疑問を払拭したり、体験したりできるような、何かイベントができたらいいな…なんて考えているところです。

一言一言に、とっても熱い思いを乗せてくださった黒木和架子さん。
私もいつかお世話になるときが来るといいな…なんて思いつつ、まずはそのイベントの実現を私も楽しみにしています!

大人婚

黒木さん、お話ありがとうございました♪
いつか“大人婚”の打ち合わせでお会いしましょう…!

この記事の著者

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岸野 ちほ副編集長

九州生まれ九州育ち。学生時代を横浜で過ごし、横浜を第二の故郷と呼んでいる。ハマスタでアルバイトをしていたことがきっかけでベイスターズファンに。ファン歴は10年。

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