2015年12月5日(土)

【望郷】北米カントリーサイドを感じるMcGUFFINでお洒落にランチ

アバター画像 森本 康司

太田町5丁目にアメリカのカントリーサイドを感じさせてくれるお店ができた。その名もMcGUFFIN(マクガフィン)。お洒落なお店は感じの良い3人のメンズが楽しそうに働いている。そのMcGUFFIN自慢の山形豚のポークジンジャーをランチに頂き大満足の昼下がり。

関内新聞が創刊してからの2年。何かと夜の取材活動が多くなりがちでしたが、ランチ情報を求める読者からの無言の圧力が高まり、このところは昼夜を問わずの活動に精を出すように心がけています。

そんな中、情報収集のためにと各種SNSを巡回していると、インスタグラムで美しく写真をアップしているお店を発見。まだランチの営業を始めて間もないというお店に取材交渉。ランチ砂漠と感じている読者の方に、関内にもオアシスがある事をレポートします。

McGUFFINの扉

そのお店とは太田町5丁目のビジネスホテルの向かいにあるMcGUFFIN(マクガフィン)。お店の扉からもオシャレ感が半端なく伝わってきます。この場所はかつてお好み焼き屋さんだった所で、関内新聞編集部にとっては馴染みがある場所でもあります。

McGUFFINの外観

太田町通りから相生町通りへとつながる小路の角にあるMcGUFFINのお店は、開放感たっぷりのしっかりガラス張り。ランチ時間は爽やかに明るく、ディナー時間は安心的に明るいお店になっています。

そのMcGUFFINが連日インスタグラムにアップする美味しそうな食べ物の写真が、胃袋の虫をグゥグゥと鳴らせてくれてしまうのです。


今年オープンしてからしばらくの間は夜営業だけでしたが、最近ランチ営業も開始。まだランチを始めたばかりということもあって、木曜から土曜の週後半にしかMcGUFFINのランチを楽しむことはできません。その限定感が、また食欲を好奇心で掻き立ててくれます。

McGUFFINの店内

さて入店。お洒落な扉を開けるとそこはウッディ―なつくり。天井高近くにまで開けられたガラス面から、柔らかい光が差し込む素敵な空間です。

McGUFFINの日本酒McGUFFINの焼酎
そしてその北米のカントリーサイド風な店づくりからは、ぎょっと思わされてしまう、さり気なくも主張する日本酒や焼酎の一升瓶たち。

クラフトビールも楽しめるというMcGUFFINでは、日本酒と焼酎などの地酒も豊富に準備していて、それらに合う料理を創意工夫して提供しているそうです。

オシャレな店づくりに、不意をついてくれるお酒のラインナップ。そんな嬉しい遊び心を醸し出してくれているのは、この方々。若手メンズ3人が、このMcGUFFINを作り上げています。

McGUFFINのキッチンMcGUFFINのカウンター
McGUFFINのランチメニューは3種類から4種類。どのメニューにもバーニャカウダが食べ放題で、お代わり自由のドリンクまでセット。

McGUFFINのバーニャカウダMcGUFFINのドリンク
日によって種類が変わるメニューには、定番の2つの顔があるようです。

その一つがこちらの山形豚を使ったポークジンジャー。パンかライスを選べてしっかりな食べ応えの一品です。

McGUFFINのポークジンジャー

豚肉というとどこかコッテリの脂と、ギュッと引き締まった手強い歯触りを連想してしまいますが、McGUFFINのポークジンジャーは、ナイフがスッと簡単に入ってしまう程の柔らかいお肉で、ピリッと効いたジンジャーが次から次へと肉片を口に運ばせてしまう逸品。

ジンジャー味と聞くと条件反射で生姜焼きをイメージしてしまいますが、それとはちょっと違い、ジンジャーソースで食べるポークステーキの面持でした。

キッチンにいるメンズが教えてくれたところによると、生姜味のついたソースに漬けこむのではなく、お肉を焼く過程において、生姜をダイレクトにお肉に絡めているらしく、ピリッとしたアクセントが食欲を掻きむしってくれる仕上がりになっているとのことでした。

McGUFFINのデリプレート

次の定番の顔がこちら。5種類も楽しめるデリプレート。こちらのメニューにはパンかライスの他に、スープもついてきます。すっかり寒くなった冬真っ盛り。温かいスープは、強張った身体をホッと柔らかくしてくれ、ストレスまで解放してくれる嬉しさがあります。

この日のスープは、アサリの身がふんだんに入ったトマトクリームスープ。マグカップに入れて出されたこちらのスープ。カップの持ち手を無視して両手で包み込むようにして持ち、思わず冷たくなった両手を温めるように飲んでしまいました。

デリプレートは目にも嬉しい美しい見栄え。ビネガーやスパイスが上手にアクセントになり、代わる代わる違った味を楽しませてくれます。黄色のペースト状になった一品は、ヒヨコ豆。クミンの爽やかな風味とホールペッパーのプチッとピリリ感が病み付きになりそうです。

McGUFFINのバーニャカウダ②

これら定番ランチメニューも、当然のようにバーニャカウダを思う存分に食べることができます。カウンターに用意された色鮮やかなお野菜を、バーニャカウダソースでシャキシャキいただく。珍しいお野菜が豊富に用意され、日頃の野菜不足を一気に補うことができそうです。

McGUFFINの客席McGUFFINの客席②
ランチを頬張った後は、セットについているドリンクを頂きながら、北米のカントリーサイドに意識を飛ばしてのんびりとリラックス。

すっかりと忘れてしまっていましたが、筆者○○年前の学生時代に北米のカントリーサイドに暮らした経験がありました。その時の柔らかい気持ちを思い出させてくれる素敵な空間で、お洒落にランチができるゆとりを取り戻したい…。

そんな望郷の念を思いださせてくれたMcGUFFINは、馬車道通りから太田町通りに一方通行の車の進行方向に曲がると簡単に見つかります。忙しくなる師走の贅沢なひと時を見つけに、是非皆さんも足を運んでみてはいかがでしょうか。

ショップデータ

McGUFFIN(マクガフィン)
  • 横浜市中区太田町5-68
    セントビル1F
  • TEL:045-307-9006
  • 営業時間:
    【ランチ】木~土 11:30~14:00(L.O.)
    【ディナー】月~土 17:00~24:00
  • 定休日:日曜

※ 投稿日現在の情報です。

この記事の著者

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森本 康司編集長

関西に生まれ、学生時代をアメリカで過ごす。帰国から5年した頃に流れ着いたこの街が好きになり、2013年12月に関内新聞を立ち上げる。美味しいものに目が無く、あらゆる種類のお酒を飲むがバーボンが特に好き。近頃は、見様見真似でシェーカーを振ったり、料理をしたりすることが多くなった。お酒の空瓶で作るBottle Ware Artにハマっている。

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