2017年2月15日(水)

JR桜木町駅に新南口改札口が出来たときの利便性を探ってみました

アバター画像 佐野 文彦

JR桜木町駅に、新たに「新南口」改札口が出来るということがわかりました。馬車道近くの北仲通地区に横浜市役所新庁舎が建設されるため、それに合わせての改良工事だそうです。本記事では、新しい改札口が出来ることによる利便性について調査してみました。

突然のファミレス閉店…

2017年1月29日をもって、JR桜木町駅近くにあった2つのファミレスが閉店しました。駅の南側端のガード下にあった「ジョナサン」と「バーミヤン」です。

この2つの店が突然同時に閉店したことに驚いたのですが、二週間近くたって近くを通ったところ、このような貼り紙があり、さらに驚きました。

何と閉店から二週間程度で、空き店舗となったこの建物を解体するための準備が始まることになっていたのです。しかも、この解体工事の責任者がJR東日本とそこの関連会社です。

きっと何か、JR桜木町駅の拡張工事か何かがあるのでしょう。

桜木町駅に「新南口」改札口が…

そんな中、

―桜木町駅に「新南口(仮称)」改札口が出来る予定がある―

ということがわかりました。

先程の「ジョナサン」と「バーミヤン」の閉店は、このJR桜木町駅拡張工事に協力する形での閉店だろうかという推測をも立ててしまいましたが、これは憶測の範囲です。

このことについては別途、関係各所に問い合わせてみる予定ですが、本記事では、桜木町駅に「新南口」改札口ができたときの利便性について考えてみたいと思います。

まず新しい改札口はこの辺り、すなわち桜木町駅のホームの関内側の端に延長される形で建設されるのが想像できます。

そして改札口は、きっとこのあたりに作られるのではないでしょうか?

Google Mapで示すと、このあたりになります。

 
ここに改札口を作ることの本来の目的は、2020年1月に完成が予定されている「横浜市役所新庁舎」を含む再開発地域への、往来の混雑緩和だと思われます。

現状、JR桜木町駅南出口から馬車道・北仲通地区へ行くには、南出口のみなとみらい側にあるこの陸橋もしくはその下の交差点しかありません。

北仲通地区が賑わう前提で予測すると、この陸橋の付近で大きな混雑が予想されます。それ故、新たに「新南口」を開設すれば、この付近一帯の混雑を解消することが期待できます。

また、北仲通地区に到達するのに要する時間も、「新南口」を開設することで、徒歩数分程度の短縮が期待できそうです。

しかし小紙では、この「新南口」が開設することにより、別のことで大きな改善があるのではと予測しています。

野毛へのアクセス

現在、JR桜木町駅から野毛地区へは主に、「のげちかみち」を通ってアクセスする方法が取られているかと思います。「のげちかみち」は雨露をしのぐことができ、交差点の信号待ちをする必要もないのですが、野毛地区へは少々歩く距離が長いです。

一方、少し改札口から離れたところに、このような陸橋がありますが、信号のある交差点を越えていかなくてはならないなど、少々アクセスが良くありませんでした。

Google航空写真で示すとこの陸橋になります。

 
しかし、今回「新南口」改札口が予想される場所に完成すると、この陸橋が改札口の向かい側になり、陸橋へのアクセスが大幅に改善されます。この陸橋へのアクセスが改善されると、ずばり野毛へのアクセスも改善されることになります。

これからの野毛へのアクセスが便利になりそうで、楽しみですね。

関内の大岡川寄りの地域へのアクセス

そして関内、とくに大岡川寄りの地域へのアクセスがよくなることが想像できます。現在その地域へは、桜木町駅からも関内駅からも同じくらい歩き、あまりアクセスがいいとは言えない状況です。

ところで、JR根岸線の関内駅に向かって左側にはこの陸橋がありますが、今のところはそれほど目立った存在ではありません。JR桜木町駅からのアクセスもあまりいいとは言えない場所にあるので、使っている人もまばらです。

航空写真で見ると、ここになります。

 
この陸橋ですが、本記事でいうところの「新南口」改札口が完成すると、先程の陸橋と同様、新しい改札口の向かい側となり、アクセスが大幅に改善されます。

すなわち、JR桜木町駅「新南口」から、大岡川を越えたあたりの関内地区へのアクセスが大幅に良くなることが予想できます。

ちなみにこの陸橋が大岡川を越えてつながっている場所は、ちょうど「入船通り」の端のあたりです。この通りも美味しい店もありますし、馬車道まで歩くと関内ホールの正面にたどり着きます。

他の駅からのアクセス

小紙では、他の駅からのアクセスも改善されるのではと、考察してみました。

まず、「新南口」が駅の南側に出来ることで、そこへ降りる階段がホームの「10両目」「9両目」付近に出来ると想像できます。すなわち、京浜東北線・根岸線の駅「南口」から入る場合で、アクセスがよくなるケースが出てきます。

ということから、以下のケースでアクセスがとても良くなることがわかりました。

これはほんの一例です。

  • 横浜駅西口五番街付近から野毛・大岡川周辺へのアクセス…(横浜駅から)
  • 横浜スタジアム周辺から野毛・大岡川周辺へのアクセス…(関内駅から)
  • 元町や石川町地区から野毛・大岡川周辺へのアクセス…(石川町駅から)

読者の皆様の行動プランも、色々と変わってくるかと思います。

おわりに

色々なメディアで、JR桜木町駅に「新南口」改札口ができることが報じられ、本来の目的である市役所新庁舎へのアクセス改善に関する記事はいくつも書かれてきていました。

小紙では、新しい改札口が出来ることで、他の利便性がよくなることを調べてみましたが、

  • 野毛へのアクセスが良くなりそう
  • 関内地区の大岡川寄りの地域へのアクセスが良くなりそう
  • 電車を使ったアクセス方法が変わりそう

ということがわかりました。

関内地区の大岡川寄りにも、美味しい店やお洒落なお店・楽しいスポットがいくつもあるかと思います。

そこへのアクセスが大幅に改善されるなんて、とても待ち遠しい話ですね。

この記事の著者

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佐野 文彦博士

滋賀県で生まれ、学生時代を福井で過ごす。社会人になってからは、横浜を生活拠点としている。本業の傍ら、ジャズやゴスペル・ファンクなどでサックス演奏や、コーラスグループでの合唱活動も行っている。横浜が自分の歌や演奏で満ち溢れるといいなどと、大風呂敷な夢を持ち歩いている。彷徨うような街歩きが大好き。

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