2019年4月11日

ついにCDデビュー!! 日ノ出サンデーズをお花見クルーズで直撃

保科政美 保科政美

関内エリアのイベントではおなじみの着ぐるみ懐メロ音楽隊「日ノ出サンデーズ」が、3月27日に初のCD『参上! 日ノ出サンデーズ』をリリース。大岡川桜まつりの最終日、それを引っさげ遊覧船・ヴェネチア号に乗りこむメンバーに直撃インタビュー!!

横浜市歌も収録した3曲入りCD、キングレコードよりリリース

日ノ出サンデーズ

日ノ出町での路上ライブから活動を始め、地域密着をコンセプトに関内エリアのイベント等で色あせない昭和の名曲を聴かせてくれている日ノ出サンデーズ。

メンバーは、黒猫ルック(ボーカル、ギター)、ウサギのエリー(バイオリン)、おさるのキヨピー(ドラム)の3匹。

いまや横浜ディープエリアのアイドルともいえる日ノ出サンデーズの初めてのCDが、昭和歌謡の名門キングレコードよりリリースされました。

日ノ出サンデーズのレコジャケ

CDジャケットはマリンタワーとメンバー3匹をあしらったデザイン。収録されているのは以下の3曲です。

  • 参上! 日ノ出サンデーズ(いつもライブのオープニングを飾る昭和の香り漂うオリジナル曲)
  • 横浜市歌(110年前に作られた市歌を親しみやすいアレンジで収録)
  • 1・2・サンデーズ(ポップでキャッチー、新たにお届けするオリジナル曲)



このCDは、全国どこのCDショップからも取り寄せ可能。Amazonなどの通販サイトからも購入できます。もちろん日ノ出サンデーズが出演するイベント会場でも販売されますよ。

昭和のメロディとともに横浜日ノ出桟橋からお花見クルーズに

日ノ出サンデーズ1

今年の大岡川桜まつりの最終日となった4月1日、午後になって降り出した小雨も止んで、お花見クルーズは午後6時に出航。念のため船上に設置されたテントの下で、日ノ出サンデーズのステージが開幕しました。

オープニングの『参上! 日ノ出サンデーズ』からアンコールの『YAH YAH YAH』まで、懐かしいメロディと満開の桜を堪能する約1時間。

クルーズの途中で、岸辺から手を振る花見客と掛け合いで楽しむ場面もあり、大岡川を丸ごと盛り上げて日ノ出サンデーズの3匹は桟橋に帰着。

クルーズを終えたところで、独占インタビューの時間をいただきました!!

日ノ出サンデーズ2日ノ出サンデーズ3

CDが発売になって、地域の方やファンのみなさんからどんな反響がありましたか?
すっごくありました。今までCDを出してなかったのが意外っていう声もあったんですけど、すごいじゃんって驚いてた人が多くて、おめでとうとか、絶対買うよってメッセージをいっぱいいただいて、ネットで予約して何枚も買ってくれた方がいたり、サインを求めてくれる方もいたり。
そうですね、ずっと応援してくれてた方がたは、特に喜んでくれて。キングレコードという大手が販売元なのもあって、なかには「メジャーになっちゃうね」とか「声かけづらくなっちゃうね」とかおっしゃる方もいたんですけど、そんなこと全然ないですよって。

私たち自身は、これを機にどこかの事務所に所属したわけでもないし、これまで通り地域密着が基本姿勢で、特になにも変わってないんですよね。

まぁびっくりするだろうね。ぼくも遠方の知りあいがネットで買ってくれて、ありがたいです。自分たちが思ってる以上に、CDを出したことで、がんばってるって思ってもらえるみたいで。演奏もいつも通りなんですけどね。
このジャケット写真は去年の2月に撮影したものなんですけど、偶然ながら、CDの発売と同時期に、このマリンタワーは改修工事のために休館期間に入ってしまったんですよね。

マリンタワーって、やっぱり横浜のシンボルのひとつじゃないですか。いつまでもそこにあってほしいものでもあります。

ぼくみたいな地方出身者でも、そう思うからね。
そんなマリンタワーも印象的に写っていて、飾っておきたくなるジャケットです。

日ノ出サンデーズ4

CDの2曲目には横浜市歌が収録されています。ちょっと意外な気もしますが、この歌を収録したのは、なにか理由があるんでしょうか?
横浜市民なのに歌えなかったらもぐりだって言われたりする曲ですけど、私は不登校児だったので、この曲をよく知らないまま大人になってて。地域の方が「ぜったい市歌もやった方がいい、いっしょに歌ってくれる人がいるはずだから」ってアドバイスしてくださったのがキッカケでした。
私もずっと都内の学校に通っていて市歌を知らずに育ったので、ちょっと信じられなかったんですけど。
森鴎外さんの作詞で、昔ならではの言い回しだし、ほんとにみんな憶えてるのかなってね。でもライブでやってみたら、小さい子からおじいちゃんおばあちゃんまで、幅広い世代の人が口ずさんでくれて。
福井出身のぼくは言わずもがなですけど、市歌をやると、通りすがりの人まで口ずさみながら去ってゆくのを何度も見ていて。そこまで市民に浸透してる曲があるっていうのも、横浜のスゴいところだなって思いました。
介護施設でのライブでやらせてもらった時には、認知症の方が涙を流しながらいっしょに歌ってくれたんです。懐かしいって。
聴いた瞬間に脳が活性化して、過去をぶわっと思い出したんだろうね。あの時は感動したよね。
そんな風に、市歌を知らなかった3匹だからこそ、フレッシュな気持ちでこの曲と向き合えて、より親しみやすいアレンジができたんじゃないかな、と思います。

今年は開港160周年ですし、3年に一度の「横浜音祭り」も巡ってくる年なので、私たちのように、市歌になじみのなかった人たちにも、これを聴いて、いっしょに歌えるようになってもらえたらうれしいです。

日ノ出サンデーズ5

3曲目には新曲『1・2・サンデーズ』を収録。CDで初披露となったこの曲について教えてください。
これは、私が7歳の頃に生まれて初めて作った曲が元になっていて、活動の原点である日ノ出町への感謝の気持ちを込めた歌詞に書き換えてあります。
もう半年以上前かな、CDリリースのお話をいただく前にルックからこの曲を聴かせてもらって、一発で気に入ったんです。オリジナル曲が『参上! 日ノ出サンデーズ』しかなかったので、もう1曲くらい欲しいなっていうのもあったので、これ絶対やろうって思ったんです。とにかくかわいい、ハッピーな歌。
なにせ無垢で純粋な子どもの発想だからね(笑)。まだNHKの『みんなのうた』くらいしか影響を受けていなかった頃の。
この5年間、ライブ活動を続けてきて私が思うのは、ハッピーのキャッチボールが大切だということで。お客さんにハッピーが伝わった時、自分たちもますますハッピーになれて、自然に笑顔になれる。原曲を聴いた時に、素直にハッピーだって感じたんです。大人も子供もすぐに口ずさんでくれそうなイメージがぱっと広がって、絶対やりたいと思った。
レコーディングは「せーの」で録って、1テイクでOKだったね。
私たちは普段、別々に活動してて、ライブ本番の日以外に集まることがなかなかできなくて。この曲のアレンジも、ライブの控え室で「あーしようこーしよう」って打ち合わせして、その場で出来上がりました。
ぼくは、CDを出すなら、懐メロ音楽隊としての活動の集大成みたいな内容にすべきだと思ってたんですけど、これからのサンデーズのことを考えると、ここで新たなオリジナル曲を提示することは意味があると思いました。
このCDって、3曲ぜんぶ聴いても『ボヘミアンラプソディ』より短い5分半くらいなんですよね。かけ声とか憶えてもらえたら、今後のライブがいっそう楽しくなりそうな曲ばかりで。
短いけど、繰り返し聴きたくなってもらえるんじゃないかなぁ。
私は日ノ出町という町に、太陽のような明るさや温かさを感じてて。このCDを聴いてくださる方がたにも、そんなエナジーを感じてもらえたらうれしいです。

日ノ出サンデーズ6

CDデビューを果たした日ノ出サンデーズですが、3匹の次の目標はなんでしょうか?
とにかく目の前の方がたに楽しんでいただく、ということが毎回のステージの目標です。じつはCDデビュー含めて、夢にも思わなかったことばかりなんですよ。
野毛大道芸とかもね。今年4年連続で出場させていただくことが決まってるんですけど、まさか自分たちが出られるようになるなんて、ほんとに思わなかったです。
私たちが着ぐるみ懐メロ音楽隊と名乗りだしたのは、2014年の春で、その頃からすごくあこがれてたものと言えば、大岡川桜まつりの台船ステージでした。当時は路上だけが活動の場だったけど、いつかこんな地域のイベントに呼んでもらえるようになれたらいいなって、ずっと思ってて。

そのステージにも、2017年から3年連続で立たせていただけて。これからも、ひとつひとつの機会に真摯に取り組んで、それが結果的に、横浜開港祭からもお声が掛かるとか、そういう夢みたいなお話につながったら、とても光栄に思います。

そうですね、日ノ出サンデーズの活動を通して、横浜にこんなにたくさんの音楽関連イベントがあることを知って、それを支えてる人たちの熱意にも触れて、ますます横浜が好きになって。

今は中区や西区のイベントに出させてもらうことが多いんですけど、個人的には、この大岡川に沿って、私が住んでる南区の方、上大岡の方まで範囲を広げていって、そっちの方ももっと盛り上げられたらいいなって、よく思います。

古くからの商店街や町内会それぞれの特徴を残しつつ、横浜全体で楽しめるように、川沿いのつながりがもっと増えていけばいいなって。

ぼくは横浜市民じゃないから、ちょっと客観的に見ていて。地域密着っていうコンセプトは、他県へ出ても成り立つんじゃないかと思ってます。横浜の魅力を外部の人たちに伝えに行く、それも地域に密着した姿勢なんじゃないかなって。

もちろんこれからも横浜が活動の中心ではあるんだけど、他所へ行って演奏することが横浜で応援してくれてる人たちを裏切ることになるかというと、そうじゃないと思うんだよね。横浜で活躍してるバンドとして聴いてもらうっていう、それも地域への恩返しになるんじゃないかなって。

あー、たしかに。
去年、キヨピーの故郷の福井のイベントにも呼んでもらったんですよ。そこで、自分たちが思っていた以上に大きな手応えを得られて。そういう可能性も持ってるバンドなんだな、とは感じました。
このあいだの桜まつりに出ていた御万人三絃会さんは、沖縄の人ってわけじゃないけど、横浜で沖縄の歌をじっくり聴かせてくれたじゃない。

同じように、他県で横浜の歌を聴いてもらうとかね。横浜を題材にした歌はいっぱいあるし。まぁ、ぼくは横浜のことはシューマイと中華街くらいしか知らなかった身だけどね(笑)。

日ノ出町には「この町だけに留まらず、ここからどんどん旅立ってくれたほうが自慢できる」と何年も前からおっしゃってた方もいて。

いずれにしても、日ノ出町発のバンドとして活躍することで、町の方がたに喜んでいただけたら、最高にうれしいです。

日ノ出サンデーズ7

台船ステージ、お花見クルーズのライブを無事に成し遂げて、この春も大岡川桜まつりに昭和歌謡の花を添えてくれた日ノ出サンデーズ。

4月27・28日(土・日)には野毛大道芸、日ノ出町サクアス(日ノ出町交差点南角)のステージに出演します。GWは、懐かしいメロディを体験しに日ノ出町へでかけてみませんか。

この記事の著者

保科政美

保科政美

好物は麺類酒類全般。あまのじゃくなB型。大桟橋まで走って2時間、横浜奥地在住。いろいろな言語が聞こえてくる昼下がりの大通り公園で行き交う人を眺めているとロサンゼルスにいるような気がしてきます。

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