2016年11月9日(水)

BAR発祥の地・関内、名バーテンダーによるカクテル・ショウ開催

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アバター画像 ウスイ 潤

安里勇哉氏(Bar Prima)

通称サリー。若い人たち、特に女性のファンが多く、登壇と同時に声援が飛び交った。

披露されるカクテルはプロムナード。安里氏のオリジナルカクテルで、演奏会にも使用される言葉であり、音楽を愛する彼自身にもぴったりのネーミングだと語る。

リキュールには桜や、横浜市の花・バラも使用されていて、花の香りたつカクテル。

音楽を愛でるという安里氏のシェイカーは、リズミカルに小気味よい音をたて、また彼の表情もカクテルの声を聴いているかのよう。出来上がったカクテルを楽しむ来場者は、華やかな花の香りに包まれていた。

実は、安里氏には、ダンサーというもうひとつ顔がある。なるほど、若い女性のファンが多いのもうなずける。熱いコールに応え、少しだけダンスパフォーマンスを披露し会場を大いに賑わかせた。

この続きはぜひBar Primaで観たい。

関谷茂人氏(Bar Merry Widow)

最後の登場となった関谷氏は、この日ホットカクテルを披露してくれた唯一のバーテンダー。

MC井田氏も言うとおり、関内のバーテンダーの中で間違いなく10本の指に数えられる…というほどのイケメンである。

そんな彼のパフォーマンスは、アイリッシュ・コーヒー。

さてアイリッシュ・コーヒーとは…、と説明をしながら、カクテルに使用するコーヒー豆を挽くことから始まった。喫茶店勤務の経験を活かし、丁寧にハンドドリップへと続く。

アイリッシュ・コーヒーとは、文字通りアイルランドのウィスキーをコーヒーで割り、ホイップクリームを浮かべてサービスされる飲み物で、そもそもはアメリカで飛行船の給油時、凍えるほどの寒さのなかで待たせる乗客にふるまれていたのが始まりとされる。

という説明を聞きながら作業の手は進められ、1番の見どころとも言えるウィスキーを温める行程へ。

グラスが直火にかけられ、液体が温まり、さらにウィスキーをフランベし、香りを上げる。

ザラメ、ホイップクリームが加えられ完成。濃いめのイタリアンブレンドのコーヒーにザラメの甘さ、ホイップクリームの滑らかさ…。イケメンが淹れたアイリッシュ・コーヒー、筆者も飲んでみたかった。

この想いを胸に、Bar Merry Widowへ走り、熱いアイリッシュ・コーヒーを堪能したい。

全7名のバーテンダーがそれぞれに魅せてくれた今回のカクテル・ショウ。

取材のために訪れたのに、最後にはすっかり観客気分で満喫してしまった。

次回のカクテル・ショウは岸本さとし氏をMCにしてはどうかと、井田氏からの提案で、ますます盛り上がりに拍車がかかる予感。

次回開催告知は、この関内新聞にて、乞う、ご期待!!

この記事の著者

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ウスイ 潤教授

海なし県、群馬に生まれ、「いつか、行ってみたいなヨソの国」を、20代の時期を費やし敢行。北極星に導かれ、辿りついた地は横浜。輝く数多ある星のごとく横浜の魅力を国内外に発信させるべく、関内を彷徨いスタアを拾い集めている。

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