伊勢佐木町に降り立ったとたん、目の前に人集りが!!
イセザキ・モールを訪れたのは、4月21日(日)の昼すぎ。地下鉄関内駅を出てモールを進んでいくと、早くも路上ステージを取り囲んで人垣ができています。さて、どんな大道芸が見られるのでしょう。
ちょっと失礼して人垣の間から覗かせていただくと、真白いコスチュームで優雅に舞うパフォーマンスが見えます。こちらはシルヴプレのふたりによるノスタルジックでアヴァンギャルドなパントマイム劇場。
続いて登場したのは、段海波さんの芸術ジャグリング。6歳から訓練を受けて身につけたという雑技の神業を見せてくれます。パントマイムとジャグリングは、大道芸の王道ですね。
笑いとスリル、見応えたっぷりの芸が続々!!
モールの少し奥のステージからは、高らかな口上と笑い声が聞こえてきます。こちらではどんなパフォーマンスをやっているのでしょう。
「ご用とお急ぎでない方はゆっくりと聞いておいで!」石原耕さんによる『がまの油売り』です。「前足の指が四本、後足の指が六本、これを称して 四六のガマ…」日本刀を片手に、おなじみの口上で観客を引きつけています。
「がまの油の効能は、ひびにあかぎれ、しもやけの妙薬、まだある…」刀の切り傷も、がまの油をつければぴたりと血が止まる!? 観客を巻きこんだコミュニケーション・パフォーマンスは懐かしさいっぱい、爆笑の連続です。
有隣堂前でサーカスさながらのアクロバットを見せているのは、DemaNToid(デマントイド)のふたり。不安定なロールパイプの上で危険な逆立ち技『デスバランシング』を披露します。
2本のポールの上での逆立ちアクション。ポールを継ぎ足して、少しずつ高さと危険度を増しながら究極の逆立ち技にチャレンジです。
ついにその高さは有隣堂の3階ほどに!! 危険度も迫力も最高潮。大勢の観客が、手に汗握りながらスリル満点のパフォーマンスを見上げていました。
思わず引き込まれてしまう不思議なパフォーマンス!!
イセザキ・モール内を歩きながら独特の回遊型大道芸を見せているのは、全身銀色人間のun-pa(雲波)さん。
気になる人を見つけては、その動作を不気味な全身銀色の姿でそっくりマネて見せます。思わずクスッと笑ってしまう「いたずら芸」です。
最後に登場したのは不思議なパントマイム芸。青いジャージに身を包んで出て来たとたん、西城秀樹の歌をバックに路面を這ったりあちこち走りまわったり。いったい何が始まる?
パントマイムアーティスト加納真実さんの大道芸は、シュールな世界感にどっぷりと浸れるコミカルなパントマイム。よく分からないけれど、とにかくおもしろいパフォーマンスです。
観客にお面を着けさせて次々と不思議な踊りに巻きこんでいく『仮面舞踏会』は、別世界へ連れて行ってくれる不思議な大道芸。おもしろかった!
GWのおすすめ特選イベント情報
そして、いよいよゴールデンウイーク。見て、食べて、飲んで、参加して、ディープに遊べるイベントが盛りだくさん。近くて楽しい関内で、充実した大型連休を!!
4月27・28日「第44回 野毛大道芸」
開催場所は、野毛本通り周辺と福富町西公園、日ノ出桟橋。今年は37組の大道芸人がさまざまなパフォーマンスをくり広げます。また野毛本通りを関内駅方向へ進んだ先の吉田町本通りでは「吉田町アート&JAZZフェスティバル2019」を同時開催。路上でのアートワークショップ、骨董市、ジャズ演奏で子どもも大人も楽しめます。
4月27日「4大クルーズ客船が初の同時着岸」
イベントではありませんが、合わせて1万人超の乗船客とともに巨大客船4隻が横浜港に結集します。ノルウェージャン・ジュエルは山下ふ頭に、ダイヤモンド・プリンセスは大さん橋に、MSCスプレンディダと初入港のアザマラ・クエストが大黒ふ頭に停泊予定です。
4月28日「マグカル開放区 in 日本大通り」
県庁前の日本大通りが、音楽やダンス、大道芸などのパフォーマンスを自由に楽しめる空間に。同イベントは5月5日にも開催されます。
5月3日「全はまスリッパ卓球選手権大会 吉田町名店街会」
開催場所は、吉田町本通りピザハット前。午後3時30分試合開始。エントリーしめきりは試合開始15分前です。
5月3日「吉田まち春一番ビアガーデン」
吉田町本通りとノラねこ通りが、約40店舗が出店する路上ビアガーデンに。特設ステージではジャズや和太鼓のライブ演奏も楽しめます。雨天の場合は翌日4日に延期。