2019年3月14日(木)

Tinys日の出町の新ランチ〜日ノ出町と黄金町はこんなに変わった

アバター画像 古川絵理

Tinys(タイニーズ)日の出町は、京急日ノ出町駅と黄金町駅との間にある施設です。宿泊施設に、飲食でもできるレストランが併設され、飲食スペースでは連日様々なイベントが開かれています。2019年3月1日(金)にランチメニューがリニューアルしたため、翌日行ってみました。


ランチメニューがリニューアルした当日の3月1日は、平日にもかかわらず早々に売り切れたとのこと。期待が高まります。

翌日ランチがスタートする11時早々にお邪魔しました!

Tinys①

日差しがちょうどいい晴天の日でした。Tinys日の出町は大岡川の川沿いに位置しています。

Tinys②Tinys③

ランチが出てくるのを待つ間、店内を撮影させていただきました。

道沿いの席は日当たりがよく、1人で来店した時に座りやすそうです。椅子は、ハイスツール。

ひざ掛けも準備されています。

Tinys④Tinys⑤

店内のテーブルは、広々として座りやすそうです。椅子の組み合わせはテーブルによって違います。背もたれがあったり、なかったり。

ベンチ状の椅子が添えられていたり、窓際の席は高さのあるハイスツールだったり。

Tinysは「どこでも好きなところに座ってくださいね~」と案内してくださるので、好きな席を選んで自由に座ることができます。

自分の好きな椅子を選んでくださいね!

そうこうしているうちにランチプレートが運ばれてきました!

Tinys⑥

まずいただいたのは、おだしの旨みとふわふわ卵と白菜のスープ。塩やスパイスの味はほとんどなく、素材の味のみです。

その穏やかな味わいが、(取材当日)二日酔いだった筆者の胃にしみわたりました。

Tinys⑦

おだしに使われる鰹節は、Tinysからほど近い鰹節屋さん(永野鰹節店)の鰹節なのだそうです。

Tinys⑧

スープの脇にはメインの味噌ガパオライス、ほうれん草のおひたし、もやしとポテト。野菜がメインのプレートです。

ほうれん草のおひたしは塩気が強めで、ガパオライスは鷹の爪が入りピリッと辛い味わいでした。

一皿でいくつかの味が楽しめます。

Tinys⑨

筆者が特に気に入ったのは、ボリュームたっぷりのサラダ。

この野菜はなんと、横浜で育ったもの。驚いたのは、この野菜の歯ごたえ!

薄くスライスされていますが歯ごたえがあり、噛むと「シャクシャク」といい音がしました。土臭さも全くなく、しっかりと野菜の味がしました。

スタッフの伊藤さん

Tinys⑩

Tinysで働く伊藤さんは、サラダの野菜を作っていらっしゃる農家さんでお手伝いをしていたことがあったそうです。

伊藤さんも、そしてマネージャーの川口さんもパタゴニアのフリースジャケットを来ていました。

建物だけじゃなく、働いている人たちもおしゃれです。

Tinys⑪

それぞれのおかずの量は、多くありません。

もしかしたら「たくさん食べるのが好き」という人には「量が少ない!?」と思う方もいるかもしれませんが、栄養価の高い食べ物をゆっくりといただくことはとても贅沢なことだと思いました。

ほうれん草や辛い食べ物は、繰り返し十分に摂取すると人の寿命を延ばすのに役立つと科学的に証明されているとか…

それに食事の時に咀嚼回数を多くすることで唾液が分泌され、脳が満足感を感じることもあります。

大岡川のリバーサイドでいただくランチ

この日のように晴れた日に、野菜たっぷりの食事を大岡川沿いでよく噛みながらいただく、そんなランチはいかがでしょう。

Tinys⑫

大岡川沿いは、散歩をする人たち、犬を連れて歩く人たち、ランナーや赤ちゃんなどたくさんの人が通ります。

行き交う人達を眺めながら食事をしていると、いつもよりよく噛んで食べることができそう。

Tinys⑬

ランチにはプラス200円でドリンクをつけることもできます。

ランチの後にコーヒーを飲みながら、そのまま読書でもしてのんびり滞在するのもアリかも?

カップが紙のような土のような素材で、とても素敵です。手触りも少しザラっとして、肌当たりが柔らかに感じられました。

Tinys⑭Tinys⑮

実はTinysは2018年のグッドデザイン賞を受賞しています。

Tinys⑯Tinys⑰

Tinysの隣には、SUP(サップ=スタンドアップパドル)の施設も。レッスンを受けることもでき、目の前の大岡川桜桟橋から出発し~みなとみらいまでパドルを漕ぐこともできます。

朝からSUPのレッスンを受けてからTinysでランチをいただくのも楽しそう、なんて考えていたら、実際にみなさんそうされていました!

SUPを楽しんで、Tinysで「ランチ3つお願いします!」と楽しそうにオーダーされていました。

取材を終えて

Tinys⑱

かつての日の出町から黄金町の周辺は、歓楽街として栄えていました。地元の人や横浜の人は、その歴史をよく知っています。

現在は、どうでしょうか。

大人が素敵なデザインの空間を作り、大人が真剣に「おいしい食事とは何か」を考えてメニューを作り、大人が真剣にSUPを楽しむ。

大岡川沿いのこのエリアには、あるものを生かしながら街を楽しむ大人たちがいます。

このエリアは、まさに今、変わりつつある最中です。

4月末頃までは風が冷たい日も多いかも知れませんが、Tinysには暖かいドリンクメニューもあります。大岡川沿いを歩くときはぜひ、少し厚着をするくらいの服装でお出かけください。

Tinysの川口さんと伊藤さんがパタゴニアの「フリース」を着ていた理由が、取材を終えてよくわかりました。

おしゃれなだけではなく、とても暖かいんですね…!(笑)

ショップデータ

Tinys(タイニーズ) Yokohama Hinodecho
  • 横浜市中区日ノ出町2-166先
  • 営業時間:11:00~14:00/18:00~22:00


この記事の著者

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古川絵理

福岡出身。大学卒業後に就職した会社で「日本で1番忙しい場所で働きたい」と伝えたことをきっかけに上京。福岡〜佐世保、異国情緒のある海辺の街で幼少期を過ごした原体験があることから、横浜にいると落ち着くのだと思います。現在は外資系スタートアップ企業で働くかたわら、色々なことをおもしろがりながら、さまざまなお仕事に携わらせていただいています。

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