2014世界トライアスロンシリーズ横浜大会のエリート女子とエリート男子が、5月17日(土)に開催され、女子は見事日本の上田 藍選手が世界大会自身初めての表彰台となる、日本人過去最高の2位でフィニッシュし幕を閉じた。
晴天に恵まれた関内・山下公園となった17日(土)。多くの報道陣と多くの観客が見守るなか、エリート女子の部は午前10時6分にスタート。スタートに先立ち、今大会からトライアスロン競技で世界初となる「横浜キッズプロジェクト」として、小学生の子供たちが選手を激励するスタート前のセレモニーが行われる。
競技のスタートとなるスイムのスタートラインがあるポンツーンに向かう前の選手を、地元横浜の小学生が列を作り激励する。それが「横浜キッズプロジェクト」。どの選手も子供たちとタッチをして、ポンツーンに向かいスタート位置に着く。
大さん橋国際ターミナルを背中に、山下公園の海に設置されたポンツーン。ここをスタートに1週0.75kmのスイムコースを2周する。
いっせいにスタートした選手たちは、山下公園の目の前の海をベイブリッジ方向に進み、氷川丸付近に設置されたコースマークであるブイを回り、またポンツーンに戻る。
朝から天候に恵まれた山下公園には、選手たちの晴れ舞台を見学する観客が列をなし、少し離れた山下公園の海を泳ぐ女子選手たちに熱い声援を送っていた。
1週0.75kmのスイムコースを2週した選手たちは、ポンツーンから山下公園の海側の道に設置されたトランジッションエリアへと戻る。1.5kmもの長さを全力で泳ぎ切った選手たちは、一切の疲れを見せることもなく、この日その着用が義務付けられたウェットスーツを脱ぎながら、次の種目となるバイクへと移るために観客の前を駆け抜ける。
山下公園の海側の道に設置されたトランジッションエリアで、スイムからバイクへのトランジッションを終えた選手たちは、氷川丸の目の前の噴水脇を抜け、40kmのバイク競技へとその戦いの場を移していく。