【挑戦】絶対に行きたくなる店が、ここにはある！馬車道しんちゃん

お好み焼き：ミックス玉

さぁ、遅れてきた罰だ。それに関西に引っ越したんだから、お好み焼きの一枚や二枚、朝飯前で焼けるんだろう。しっかりと焼いてもらおう。

さっきのもんじゃに引けを取らない、こちらもしっかりタップリな量が器に入っている。豚肉に海老にタコ、あさりとイカと…。な、なに？コーンに桜エビまで入っているのか？

その上、これだけ豊富に具材が入っているのに、900円という価格。

このミックス玉は、正にドリームチーム！と呼ぶにふさわしい。

そうだ。

お好み焼きの焼き方のポイントは、分厚くだ。

鉄板の上に平べったく広げず、こんもりと分厚くふんわりと具を盛ってやるんだ。そして、じっくりおとなしく焼けるのを待つ。流石に関西に行っているだけのことはある。お好み焼きの美味い焼き方をちゃんと覚えてきたんだな。

こんがり両面が綺麗なキツネ色に焼きあがったら、食べやすい大きさにカットする。

慌てて先にソースを塗ってしまう事があるが、ここは焦らずに先にカットするのが鉄則だ。


カットしたお好み焼きに、今度はソースをたっぷりと塗る。お好み焼きはソースの味なんていうことも訊くが、その誤解が生じてしまうだろうと思えるぐらいにたっぷりと塗るんだ。

やがてお好み焼きの上から鉄板に滴るソースが、プチプチと熱くなった鉄板の上で踊るように焦げ始めることがあっても、ためらう必要はない。


タップリと塗ったソースの上に、今度はかつお節をパラパラと振りかける。

お好み焼きとは、なんと贅沢なのかと思う、最大の瞬間がここだ。生地にも予め出汁が入れられているというのに、その生地を更に風味よく食べさせるように、かつお節を焼きあがったお好み焼きの上からもかけてしまうというんだ。


仕上げはマヨネーズ！

これを網の目のように、ソースとかつお節の上からかけてやる。それがまるで美味しさをとらえて離さない、緻密に計算されたクモの巣のように。繊細な細さでかけてやると、見た目からも一層美味さが伝わって逃げない。

パクパク隊：
あ、もしかしてまたどっかに行っちゃってた？^^
ちょっとお腹がいっぱいになりかけてるけど、ソースが焦げたいい香りがしてきて食欲がそそられるから、またまた先にいただいちゃいますわ♪

うん！間違いない！！

ふっくらしてて、キャベツのシャキサクな食感も最高♪♪
今日も黙ってついて来て正解だったわ。^^

　
な、何が正解だった^^だ。最高の料理に最高の称号を与える最高のコメントまで奪い取っていきやがって…。

20回を通して、このところ素敵なまでに気に入っていた間違いない！というコメントを盗んでしまっては、このふっくらと焼きあがった、美味いお好み焼きへの華麗なコメント選びに困るではないか。

　
…

…、…、

このストーリーの決め台詞は？？