光を浴びて水面に映える「逆さモミジ」
野球シーズンが終わってハマスタの改修工事が始まった横浜公園。スタジアムを囲む白いフェンスに沿って中華街方向へ進んだところに日本庭園「彼我庭園」があります。庭園では、池を取り囲むように立ち並ぶ約20本のモミジが鮮やかに色づいています。
横浜公園の夜景演出の新たな試みとして、このモミジのライトアップが期間限定でおこなわれました。今年初めての試行です。
ライトに照らされて浮かぶように見えるモミジ。そして、モミジが池の水面に映って鮮やかな色が目の前いっぱいに広がる、まさに幻想的な風景。魅入っていると、関内にいることを忘れてしまいそうですね。
周囲の喧噪から隔絶されたように静かな夜の彼我庭園。中華街から関内駅方面への抜け道として庭園の一角を通る人もかなりいるのですが、幻想的な夜景に気づかず急ぎ足で通り抜けていく方も少なくないようです。
ライトアップの実施は11月21日から12月4日まで。今回は試行的に行なわれましたが、この結果をふまえて来年からの横浜公園の夜景演出が検討されるそうです。
横浜公園を抜けて大さん橋通りを渡れば、そこは12月の繁忙期を迎えた中華街。たくさんの観光客でにぎわう大通りに立って、彼我庭園の紅葉と静けさを思い返すと、あれは夢だったのかなと思ってしまいますよ。