2025年7月30日(水)

関内の隠れ家バー「bar 83rd」— 英語が通じる、常連と観光客が集う癒やしの空間

アバター画像 森本 康司

常盤町5丁目の交差点の角。向かいには老舗とんかつ店があり、はす向かいには大正ロマンを感じる喫茶店がある。

関内駅徒歩5分、桜木町からも7分。路地裏に灯る、大人のための隠れ家バー
関内駅から徒歩5分。桜木町駅からもわずか7分。
常盤町の喧騒を一本入った路地に、静かにテラスが灯る小さなバーがあります。
その名は「sur,e bar 83rd(シール バー エイティサード)」。
観光客にも地元の常連にもじわじわと人気が広がりつつある、まさに“知る人ぞ知る”隠れ家です。


bar83rd

bar 83rd という名前の秘密と、店主のこだわり
店名の由来にはいくつかの説があるようですが、もともとは同じ建物内にあった「38(ミトハチ)」という鉄板焼店と連携する予定で、「83」と数字を反転させたのがきっかけとか。
残念ながらそのお店は今はなく、今や83rd はこの街で独自の存在感を放っています。

店内はカウンター中心の落ち着いた空間に加え、グループでもくつろげる大きなソファ席も用意。
チャージ制ではありますが、年会費制のメンバーになればチャージが無料になるだけでなく、お酒の価格も割引されるという仕組み。
それは「気軽に、頻繁に通ってほしい」という店主の想いから。

「気まぐれ」がまた魅力。英語が通じるバーとしても人気に
オーナーは米国に5年間滞在していた経験を持ち、英語対応もスムーズ。
そのため、外国人観光客からも「日本のバーは親切だけど英語が通じない。ここは安心できる」と高い評価を受けています。

おすすめの一杯はサッポロ黒ラベル。
国内外を問わずビール好きに愛される銘柄です。
また、気まぐれで登場する「マスター手作りの料理」はファンも多いのですが、要予約です。
カクテルは季節限定のレシピも豊富。ただし突然訪れても作ってくれないこともあるので、そこはご愛敬。

ノンアルコールの「シンデレラ」も人気ですが、頼むとマスターは少し怪訝な顔をするかもしれません。

第三の故郷・横浜で、今日も静かに扉を開けて
大阪で生まれ育ち、シアトルやポートランドにも住んだという店主にとって、横浜・関内は「第三の故郷」。
海外の感覚と日本の美意識が自然に融合したこの場所で、今日もまた、ひとつ灯りがともっています。

毎月のように訪れる海外ゲストに、マスターは言葉で、そしてグラスで応えます。
“バーはお酒を出す場所ではなく、会話と空間を味わう場所”。
そんな哲学が、ここには静かに息づいています。

📍bar 83rd – 店舗情報
住所:横浜市中区常盤町5-66-3 プランタンビル6階
アクセス:関内駅から徒歩5分、桜木町駅から徒歩7分
営業時間:平日 19:00〜翌3:00 / 土曜 17:00〜24:00 / 日曜定休(営業日はSNSで告知)

公式サイト:https://83rd.bar
Instagram(英語):@bar83rd.en
WhatsAppチャンネル:Your Cozy Bar in Yokohama

この記事の著者

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森本 康司編集長

関西に生まれ、学生時代をアメリカで過ごす。帰国から5年した頃に流れ着いたこの街が好きになり、2013年12月に関内新聞を立ち上げる。美味しいものに目が無く、あらゆる種類のお酒を飲むがバーボンが特に好き。近頃は、見様見真似でシェーカーを振ったり、料理をしたりすることが多くなった。お酒の空瓶で作るBottle Ware Artにハマっている。

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