雨に濡れた長卓で、右手に雨傘、左手にグラス
吉田町じゅうビアガーデン、弁天通りの関内フード&ハイカラフェスタ、そして石川町の裏フェスという横浜3大ストリートビアガーデンに続いて、昨年12月に新登場したストリートビアガーデンイベント、野毛長卓UTAGE(うたげ)プロジェクト。
第2回となる今回は、野毛仲通りと中央通りにテーブルの長い列を並べて、前回の2倍のスケールでの開催となりました。
午後の早い時間は真夏を思わせる青空も見えていたのに、夕方からあいにくの雨。長卓もすっかり雨に濡れてしまいました。
しかし、多少の雨ぐらいでは諦めないのが野毛の酒飲み。いらっしゃいました、傘をさしても握ったグラスを決して手放さない人たちが。長卓の上には、今回のイベントのテーマフード「串」の皿もありますよ。
ちらほらと街の灯りが点り始める頃には雨も小降りになって、少しずつ長卓につく人が増えだしました。
まだ乾ききらない長卓に、刺し盛りとベジタブル串。ドリンク、フードは長卓周辺のイベント参加店でテイクアウトするルールですが、なにしろ野毛ですからメニューのバリエーションは豊富です。
ペット連れの入店はどこでも許されるものではありません。でも路上のテーブルが用意されていれば、安心して出かけられますね。ワンちゃんもいっしょに楽しめます。
雨が上がって、これから本番
予定されていたいくつかの路上パフォーマンスが雨のため中止になってしまいましたが、雨の心配もなくなるとアコーディオン演奏のアサエさんが登場。
長卓のあいだを練り歩いて、夜の酒場のムードを盛り上げてくれます。なんだか楽しい夜になりそうな予感がします。
老舗ジャズ喫茶「ちぐさ」の前には、やけに盛り上がりまくっているグループが。雨でなければ、100年前の蓄音機でジャズを聴くプログラムがここであったはずなのですが…。
グループのみなさんに押し込まれるようにジャズ喫茶の店内に入ると、そこに流れているのは懐かしい昭和のメロディ。おなじみ、着ぐるみ懐メロ音楽隊の日ノ出サンデーズじゃないですか。
サンデーズの演奏も本来なら路上ステージでおこなわれる予定でしたが、お店のはからいで急遽このジャズ喫茶に変更となったようです。
老舗ジャズ喫茶が昭和歌謡で大フィーバー!! これもストリートビアガーデンイベントならではのハプニングですね。このあとの2回目の演奏は雨上がりの夜空の下でおこなわれ、長卓のみなさんもいっしょに昭和歌謡で盛り上がりました。
ボックス席で、カウンターで、立ち飲みでとさまざまなお酒の楽しみ方がありますが、夜空の下の長卓で飲むお酒はまた格別。次回の野毛長卓は良い天気になるといいですね。