2014年9月23日

【想見】馬車道の夜をおどろきに旨く割烹SOUで季節を思い浮かべる

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森本 康司 森本 康司

今年5月に現れた馬車道のビジネスホテル脇の長屋にある「割烹SOU」。ホッとさせる季節の味を繊細過ぎるほど繊細な味の驚きを見せる、いたずら心を散りばめた心温もる料理の数々。〆に名物鯛茶漬けを味わえば、衝撃が全身を駆け抜けること間違いなし。

秋という季節が、言葉通りに秋と感じられるようになってきた。

珍しくアイツの方から呼び出され、土曜日だというのに馬車道に繰り出す。少しずつ辺りが暗くなり出す時間。向かいからやってくる車のヘッドライトが、ちらほらと灯し始められる夕刻。馬車道の交差点から、大好きな風景に身を投じながら、待ち合わせの店を探す。

 
どうしても連れていきたい店がある。

秋という季節がそうさせるのか、関内の街に慣れたせいなのか…。アイツが先に店に行って待っているというのは、極めて珍しく、雨でも降るんじゃないかと冷や冷やさせられてしまうほどだ。

※アイツとはグルメネタにしばしば登場するパクパク隊のこと。グルメが得意分野にも関わらず、前回は中華街のBarNORGEの回に登場している。

こんな場所にそんな店があっただろうか?

アイツから連絡があった時には、直ぐにはピンとこなかった。ただ確かに、交差点から馬車道を歩き、ビジネスホテルの建物の手前を小道に入れとだけ言っている。

割烹SOUの看板

此処だな…。
 

そういえば、この小道に入るのは初めてだな。街灯の灯る馬車道の風景に自分の姿を入れて歩くのが好きで、なかなか脇道にそれられないでいる癖のせいだ。こんな雰囲気の良い場所なら、もっと早くに来ても良いはずだったかもな。

割烹SOUの外観

アイツから店を決め、そして先に店で待っていられるという店。

そのことに気になると同時に、こんなお店がこの関内にあったということに驚きだ。アイツにしては、感じの良さそうなところを見つけたもんだと、初めて入るこの店の面持に、少々うっとりと見とれてしまう。

 
さて…。
 

アイツはもう来ているのだろうか。

馬車道の街のムードとこの店の外観に、すっかりとうっとりしてしまったが、そろそろ喉は潤いを欲し始めている。店で待ち合わせという、極めて珍しい夜の始まりに気の利いた台詞が見つからないが、待たせると悪いから、サッと店に入ってしまおう。

割烹SOUの小上がり

ほぉ…。

可愛らしいサイズのテーブルが置かれた小上がりが2席。

気取らない丸みの帯びたちゃぶ台が可愛いじゃないか…。

割烹SOUのカウンター①

ほぉう…。

几帳面に並べられたお箸がさり気ない、カウンターも良い色の木の温もりを感じる。

このカウンターで、チビリと日本酒をすするってのも、粋なやり方かも知れないな…。


お店詳細

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