関内エリアには、今でも明治・大正・昭和戦前期に建てられた多くの近代建築が残っています。
その中でもキングの塔の愛称で知られる神奈川県庁本庁舎は格式が高く、また威風堂々としている表情が素晴らしく、関内の地を訪れる多くの観光客の目に留まる建物です。
県庁本庁舎 一般公開
その県庁本庁舎がこの日、一般公開をしていました。
日ごろ、その外観を観ながらエリアを取材していますが、これまで県庁の中に入る機会はありませんでした。そこでこのチャンスを逃すことなく、県庁の中へと足を進め、その素晴らしい近代建築の内部と、また今でも神奈川県の行政の中心として使われる施設を隈なく散策してきました。
入口を抜けた正面ホールから素晴らしい照明
この建物は昭和3年に建てられたもの。
しかしその内部は古さを一切感じさせることがありません。そう感じさせてくれるのは、玄関を抜けた正面ホールの天井に存在感を持ち優しいフォルムをしていた照明のおかげでした。
この日の一般公開では、3階にある応接室と知事室、大会議場が見学できます。
その案内に従い、まずは3階へと上がろうと正面の階段へと足を進めていきます。するとそこには、手すりに時代を感じさせる陶製の装飾灯がありました。
1階から2階へと上がる階段の踊り場には、草原にいる白馬の絵画がかけられています。