これがサンタフェの極みかもしれない。
アドビ風の石の壁。その壁と同じように座するスペースに置かれたクッション。
関内でも横浜でもなく、そして日本でもないところの異次元な世界に、
何かを彷徨い、そしてたどり着いたニューメキシコのサンタフェ…。
見上げる先には、先ほどの鏡からも優しい光が反射している。
何という空間だ!
そして、店の看板にあったPlay Rockの文字の真実がカウンターの中にある。
棚一面にびっしりと詰め込まれたレコードの数。
平川さん:
この店には約1,000枚ぐらいあるかな。
70’s~80’sのオールジャンルのレコードを聞くことができるよ。
コレクションはこれ以外にもあるけど、後は店に入りきらないから自宅においてあるね。
じゃ、イーグルスが聞きたいな。
関内の街を愛すきっかけとなったイーグルスのギターの音を、最高の雰囲気なカウンターの頭上にある大きなスピーカーで響かせる。
ビビッときた…。
平川さん:
この店を作った1996年から、この辺はずいぶん変わったね。
もっと人が歩いてたんだけどな。
何が悪いってわけじゃないけど、この街を変える必要はないんだよ。
この街を一旦、“元に戻して”それからまた始めるんだ。