そして階段の手すりは、石の冷たさでひんやりとはしていましたが、丸みを帯びた柔らかい手触りが温もりを感じさせてくれました。
宝相華の文様
県庁本庁舎の内部には、至るところに「宝相華(ほうそうげ)」の文様が使われています。
この手すりの中央部にも宝相華をあしらったグリルがあり、先ほどの装飾灯もまた宝相華のデザインで作られているそうです。
2階から3階へ更に階を上がり、
この日の一般公開で見学できる一つ目の部屋へと進みます。
第3応接室
幾つの応接室があるかは確認しませんでしたが、こちらは第3応接室です。中央には、16個の座り心地がよさそうな椅子に囲まれた長いテーブルが置かれていました。
こちらの応接室は今でも重要な会議や、来賓の際に使われているそうです。
天井には宝相華のデザイン。
今でも現役で動く壁掛けの時計はかなり古く、恐らくこの建物ができた当時からここに掛けられているもの。
重厚感たっぷりの黒い石作りの暖炉。
綺麗に掃除されているために、現在では使われていないような感じがしましたが、使おうと思えばまだまだ現役で使えるだろうと感じられました。