2014年9月18日(木)

【瞑想】豊富なモルトにうなり心身の静寂を取り戻せるBAR MARINE

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森本 康司 森本 康司

マリーン店内全貌

ブリティッシュ調と一言で済ませてならない面持。

優しくアールを描くカウンターには、アンティークなテーブルランプが存在感を隠しながら、最高なまでの明かりの演出をしている。

初めて一歩を踏み入れたあの日、この眺めに一瞬鳥肌が立ったようだった。この雰囲気に身を包まれ、どんな思いに耽り、恥じらずに淋しさを感じていくのか…。

そして、その大切な“時”の相棒として、杯には何を注ぐべきなのか…。

モルト

ふふっ…。

そうだった。

 
この店で鳥肌が立つのは、その素敵すぎる店の雰囲気のせいだけではなく、マスターがこだわり選び抜いた100種類を超えるモルト・ウィスキーの品揃えの圧巻すぎる程の威圧感のせいでもあった。
 

この店に来たら、生まれたばかりの赤子のように純粋無垢な柔肌で、一言その時の気分を囁くだけで最高の相棒をマスターが選んでくれる。

モルトを選ぶマスター

マスター:
いらっしゃい。少しお久しぶりですか?
何から始めますか…。確か、ピートの効いたものがお好みでしたね。

 
さすがだな…。
 

通い詰めていると言われるほど来ているわけでもないというのに、こちらの好みを直感的に覚えてくれているようだ。この店に来た時は、いつものバーボンは封印して、このマスターとモルトの話をツマミに飲む。それが良いんだ。

※いつものバーボンとは、Old Grand Dad 114 Proofのこと。この店ではあまり出番が回ってこないが、基本的にはBarで見つけると飲むことにしている相棒。前回は、同じく中華街のNORGEで口にしていた。

テーブル席

モルト・ウィスキーが琥珀色に輝くのが美しいのは当たり前だが、この店の照明が織り成す琥珀色に流れる時間もまた良い。何も加えるでなく、何かを除くわけでもなく、このマリーンという店が持つ独特の空気感に身を任せる時間。

 
ただボンヤリと…。
 

テーブル席

マスター:
こちらはいかがでしょうか。
しっかりとしたアルコールの強さと、ピートの感じがお好みだと…。

 
ほぅ。確かにだ…!

そっと薫るモルトの香り。チビリと口に含み鼻から抜けるピート。
このぐらいの表現しかできないが、その味が好みなのかぐらいは体感的に感じることができる。

 
初めてこの店に来た時、それまでバーボンばかり飲んでいたのに、モルト・ウィスキーの美味さと奥深さを教えてくれたマスター。そのマスターから勧められる今宵の相棒もまた、瞑想という安らげる時間を与えてくれる良き一杯となる。


お店詳細

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