2014年5月7日

【宵闇】宵の薄暗さが迫る街で空仰ぎ見つかるM’sBarで優しく酔う

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森本 康司 森本 康司

先ほどこの店を見つける合図をした、関内ホールの正面玄関を見下ろせ、寂しい気持ちも疲れた身体をも慰めてくれる、一番の良い席。

景色①だって、この席は…

関内ホールの正面玄関の灯りが、今度は遠い世界の出来事のように見えるこの場所。

窓を少し開ければ、良い季節になった薄暗い闇が迫る街に優しく吹く風を感じる。


景色②さらに、この席は…

馬車道を行き交う人の後姿を見つめられる場所。

通りを激しく行く車の音すら、この席ではもう気にならなくなる。


そうだよね、マスター?
マスター

マスター:
…、
…、…、
…、…、…、

パクパク隊:
ちょっと、いつまで一人の世界に入ってるのよ。
カウンターの方が、お洒落に飲めるに決まってるジャン。

カウンター③

ギョっ
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*


なんだ、アイツも来ていたのか…。

※アイツとは、パクパク隊のこと。関内新聞のグルメネタのレギュラー的な存在。読者に美味しさの感動を伝えるためのボランティアスタッフのはずだったが、最近は上手いツッコミを入れてくれるので助かっている。

言われる通り、すっかり馬車道のランプの灯りにウットリし、そしてこの雰囲気の良い最高の空気に、すっかりと舞い上がってしまって…、

 
気が付かなかった…。
 

確かに…。
カウンターで、マスターがお酒を作ってくれる姿を見ながらグラスを傾け、おしゃべりをつまみに飲むのも楽しいが、さっきから言ってるように優しく飲み直したい気分なんだ。

カウンター②

パクパク隊:
…、……、………、

モグモグ隊:
…、……、………、

店内②

そうか。どうしてもカウンターが良いってことだな。

 
それなら、
違う飲み直し方を試してやろう。

 
さっきは無口なマスターだったけど、実はウィットに富んだ会話をしてくれる。
その調子が上がるまで、この二人と飲んでいるか。

お店詳細

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