パンはもちろん…、
ニンジンにそれをまとわせ頬張っても…、
グリルしたカボチャですくい上げてパクリとやっても…、
ドテッ
パクパク隊:
うん!美味しい!
ったくぅ。
そこは、こちらの台詞だッちゅうの。
まぁ、良い。
確かにアリゴがテーブルの上を賑やかにし、そしてワインともしっかり合って、目にも舌にも嬉しい一品だということは分かった。
ただ、その衝撃に驚いたまま、あのシェフが調理していた次の料理を見逃すわけじゃないだろうな。
どう見たって、食べごたえありそうな肉の塊。
どう見ても、グリルで美味そうに焼かれているお肉♪
スペアリブ
さ、最高だ!
グリルでこんがり焼き目を付けたお肉。
コイツをナイフとフォークでザクザクっと刻み、まだ少し大きいかと思われるサイズを一気に口に頬張る。
美味いに決まっているじゃないか!
ドテッ
パクパク隊:
ねぇねぇ、見て!!
このスペアリブ、ナイフとフォークなんて要らないわよ。
お箸で、十分切り分けられるぐらいに柔らかい!
な、なんと!
あれほどまでの、大きな肉の塊。
あれほどまでに、ジューシーな脂が照り光る旨そうなお肉…。
ビジュアル的に考えれば、絶対にナイフとフォークで切り分け、口いっぱいに頬張るのが美味いとされるスペアリブ。
それがお箸で十分だと!?