ふぅ…。
それにしても、オーダーしてからの瞬間的な職人技。それに平打ちの太麺をたっぷりの野菜と合わせて食わせるだけじゃなく、野菜から出たスープを最後まで楽しませてくれる、この青空タンメン。
どこまでも職人技を見せてくれるんだ。
青木さん:
約20年ぐらい、タンメンの発祥と言われる店で修業していたんですよ。それで、2010年にこの店を開業しました。ずっと物件を探していたんですが、なかなか見つからなくて。1年かかってようやく関内のこの場所に物件を見つけて、開業することにしたんです。
20年の下積みを経て、ようやく開業した念願の自分の城か。
なるほど。その長年の苦労と努力が、中華鍋に乗り移り、そして中華お玉を振るう手さばきに憑依していたんだな。
そういえば…、
もう一つ気になることがあったんだ。
店に入る時には、暴れまくる胃袋の虫が、それをゆっくりと眺めることを許さなかったんだが、今はようやく静かになった。
店の前に貼ってあった、あの看板の意味を尋ねてみよう。
青木さん:
あ~。そうです。
僕はマジシャンでもあるですよ。
な、なに?
マジシャンだとぉ…!
青木さん:
本当は夜の営業時間に手が空いた時だけしかやらないんですが、せっかくですからちょっとだけやりましょうか?
夜の営業時間は、手が空いていれば、お客さんのご要望でマジックを見ていただくこともできるんです。ランチの営業中は、どうしてもタンメンを作るので手がいっぱいですからね。
青木さん:
じゃ、カードのマジックでも見てもらいましょうかね。
ココから一枚カードを選んでください。