すっかりとインドに旅行している良い気分になっているのに、ここでナンの作り方を説明しろというんだろうか…。それに目の前に並んだ美味そうなカレーと、今まで見たことも無いような大きなナンに、既に胃袋の虫が暴徒と化している今、それを説明しろというつもりか。
仕方がない…。
ナンは小麦粉や塩、それに牛乳といった材料を混ぜこね合わせ生地を作る。生地は丸いダンゴ状にして、1日程度寝かせ発酵させるんだ。
その生地を空気を抜くように指先で、ヒュイヒュイという風にペシャンコにしてだな…。
少しずつ回しながら丸く伸ばしていくのさっ。
手のひらぐらいの大きさになったら、今度はそれを両手に挟み…。
ふん、ふんっ、ふんーっ!
ふ~~~~んっ!
と、生地を挟み手の甲を左右に返すように全体を振って行くと、生地の片側が…、
びろ~んっ
と伸びて、こんな感じにんるんだ。^^
これで生地は出来上がり。
今度は伸ばした生地をタンドール窯の内壁に、
ぴとっ!とくっつけ…、
空気が入ったところを、丹念につついて空気を抜いてやるんだ。
これで2分ぐらい待つと、こんがりと、ふっくらと、しっとりと、美味しいナンが焼きあがる…、