2014年1月22日

【伝統】時代を超えて愛される「ホフブロウ」で歴史を感じる。

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森本 康司 森本 康司

戦後間もない昭和22年から続く老舗洋食店「ホフブロウ」。スパピザ、チキンライスと言った数々の看板メニューは、かつてこの地に降り立った異国船の乗組員たちが通っていた時を彷彿させるものばかり。最も横浜らしい地に、横浜らしい洋食を見たジャン!

シルクセンターのスクランブル信号を渡り、正面にマリンタワーを見ながら水町通りを歩く。

この辺りを歩く時いつも感じることだが、この辺が一番“横浜らしい横浜”だと思える。

肌に感じる海風、あちこちに残る歴史的な建物。

昼間の暖かい時間の散歩に疲れれば、ここから東にある山下公園のベンチで一休みするも良し、夜の人寂しく感じる時間であれば、開港広場から見える橙色のランプに温もりを感じるのもまた良い。

幾つもの選択肢を与えてくれるのも、ここから“どの”方角に向かっても、楽しむことができる場所があるからだろう。

たけど今は、朝から何も食べていない週末の昼過ぎ。目的は明らかだ。

 
猛烈に腹が減っている。
 

スクランブル信号を渡ってから、迷うことなく水町通りに入る。

この辺りは元々居留地で、街路に居留外人のための水道管が布設されていた。その名残りが通りの名前となって残っている。

この日の目当ては洋食。

がっつりの洋食とビールで、軽く酔いたい気分だった。

たまにこんな週末がある。

昼間の明るい時間に少しアルコールで気持ちよくなり、お腹をいっぱいにしてから、少しずつ日が暮れていくのを楽しんでいたい。

そんな週末の至福な時間の過ごし方を考えながら歩いていると、本日のお目当てのお店が見えてくる。

 
The HOF BRAU(ホフブロウ)
外観2

通りに突き出すようにかけられている看板には、横文字が並ぶ。こんなところでも横浜らしさを感じさせてくれるのが、また嬉しい。

いや、看板だけじゃない。

お店の外観すべてから、異国情緒がビシビシと伝わってくる。

外観1

タイルをあしらった壁に、こげ茶色の扉。

他では絶対お目に掛かることができない面構え。それがまた、これから食し更に酔う、週末の昼下がりの後ろめたさを忘れさせてくれる。

 
 
そして、ステンドグラスもまた良い
外観3

この扉の向こうに美味い洋食が待っている。

既にお腹が空きすぎて、脳ではなく、少し“熱く”感じるようになった胃が、早く扉を開けろと右手に指令を出す。

そしてそこに、大きなステンドグラスの美しさに刺激された脳が、理性という物質を大量に分泌させ、全力でくい止めようとする。

まぁ、落ち着け。

本当は、一目散に扉を開け、椅子に着き、一時でも早く胃に何かを入れたい気持ちでいっぱいだったが、それではわざわざこの店に来た意味がない。

焦る気持ちを落ち着かせるように、しばらくの間ステンドグラスを見つめ、呼吸を整えるように、我が身をコントロールする。

 
いざ・・・、
 

テーブル席にするか。
内装3

昼間っから呑むんだ。

お店には申し訳ないが、テーブル席にゆっくりと腰かけ、料理を並べてのんびりとやるか…。

お店詳細

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