2014年7月24日

【静息】旨いもんを知り尽す、おやっさんが運んでくる薩摩の薫り

ページ数(3/5)
森本 康司 森本 康司

村尾

おやっさんのせっかくの勧めだが、話のネタのために、悪いが御三家から選ぶか…。そうだ「村尾」にしよう。微かな記憶の中で、御三家の飲み比べをやった時、この村尾が口に合っていたような気がしたが、好みの焼酎でよかったかなっと…。

それにしても、鮮やかに綺麗なグラスで飲ませてくれる。プレミアム焼酎を注ぐ、粋な計らいといったところか。こう言ったところにも、酒飲みのハートをグッと鷲掴みにしてくれる心地良さがある。

 

美味しいものを安く

お通し

ほぅ…。

これがお通しか…。

山芋のサラダに、タコとネギの…?

 
そうか!そうか!!
 

ピリ辛に味付た、タコとネギか。

山芋のサラダには茗荷が添えられ、日中にかいた汗でカラカラになった身体で、唾液もその役割を果たさず放置した口の中を、さっぱりとしてくれる。それにタコの食感に、シャキシャキとしたネギのアクセント。そして最後にさり気なくガツンと主張するピリ辛味が、なかなかいい役割をしてくれている。

ツブ貝の煮付け

ふむふむ…。

次はツブ貝だ。優しい味付で煮込まれ、程よく味が薫ってくる。ツブ貝の食感を楽しみ終わるころに、芋焼酎の村尾を流し込めば、そこは既に、錦江湾に浮かぶ釣り船の上で揺られる夢心地。

黒豚の焼豚

なんと…。

コイツゎ、黒豚の焼豚だな。酒飲みは胃が悪いと相場が決まっているから、豚の脂身は避けたいところだが、この黒豚の焼豚は、さらっとしつこくない脂で、酒が更に進んでくれる。

それに、このボリュームで一人前だと。何とも贅沢な盛り付け。余すところなく、酒飲みの柔らかいところをくすぐってくれる、そんな盛り付けと言っても過言ではないか…。

 
ふふふっ…。
 

何だか、静かに飲むっては、いいもんだな。一噛み一噛みを口の中で満喫できる上、一口一口注ぎこむ酒に酔いが進むのが感じられる。確かに、アイツ以外にも、何かと飲みについてくる奴等が増え、一人で静かに飲む機会を逸していたからな…。

※アイツとは関内新聞のグルメカテゴリのネタに登場するパクパク隊のこと。前回は、お好み焼の回で登場している。モグモグ隊やノムノム隊の出現により、最近は出番が少なくなっているという噂も流れる。ちなみにモグモグ隊は沖縄料理の回、ノムノム隊はダンディーなマスターがいるBarの回に、それぞれ登場している。

 

勝負する素材の良さ

かつおのタタキ①岩松さん:
魚は四季折々のものを主に三浦地区から仕入れてるね。素材の味を大切にして、それで勝負している感じかな。

元々、料理人としての修業をどっかでした訳じゃないからね。素材に助けてもらわないと。

お肉は薩摩の黒豚と、宮崎牛を置いてるよ。黒豚の脂は、さらっとしてて癖が強くなく、何と言っても美味いからね。

かつおのタタキ②宮崎牛は焼いてステーキにして出すね。お腹の具合に合わせて、希望の分量を言ってくれれば、その量にカットして焼いてあげるよ。

美味しいものを安く。

それに、一人でも気軽に来てもらえるってのがうちのコンセプトだから、お客様のニーズに合わせた分量と金額で提供してるんだよ。


お店詳細

目次に戻る