開港してから157年を迎えるここ横浜。この街の歴史や文化に触れる時には、必ずと言って良いほど異国文化の面影を感じるものを目にすることが多くあります。
関内には異国文化の影響を受けた建築物が多く残っているし、港の見える丘公園に隣接する外国人墓地もある。そもそも関内は、幕末に外国人居留地として多くの外国人が生活する場所だったため、異国情緒漂う街としての認識は当然と言えるわけです。
また現代においても日本最大の中華街、それに外国からの客船が行き来する大桟橋の影響もあり、海外からの観光客が多く、普通に暮らしていても外国人と接する機会があります。
そんな時、「不自由なく英語が話せたら」と感じる経験をした読者も多いのではないでしょうか。
- ガイドブックを持って行き先を探しながら歩いている外国人観光客に、気軽に話しかけて道を説明することができたら…
- ビジネスで訪れている海外からのビジネスパーソンを連れて、寿司や天ぷらといった和食のお店で仕事の話ができたら…
理由は様々あれど、世界共通言語ともいえる英語を話せる能力を身に着けたいと思う機会は、関内にいるからこそ多いのかも知れません。
英会話教室 えいごサイズ
筆者はちょっと違った理由からですが、関内で暮らすようになってから英語力を高めたいと思ってきました。英会話教室に通ってみようか…、と漠然と感じ始めていたところ、関内駅から歩いて2分の便利な場所に、ネイティブスピーカーが教えてくれる英会話教室の存在を発見。
さっそく無料のトライアルレッスンを受けてみることにしました。
お邪魔したのは、尾上町の交差点から程近いRegusビジネスセンターの一室で英会話教室を運営しているえいごサイズ。こちらは英語を教えてくれるジョナサン先生(左)と入学手続きやその後のフォローをしてくれる古川さん(右)です。
えいごサイズは昨年(2015年)4月、関内にオープンした英会話教室。
1995年から日本で英語を教えているイギリス人のジョナサン先生は、大手英会話教室に長年勤務した経験をお持ちです。また古川さんは、ワーキングホリデーでカナダで生活した経験をお持ちで、これから英語を学ぼうとする生徒の立場を理解して色々とサポートしてくれる頼れる存在です。
カウンセリング
まず始めにえいごサイズの授業の特徴の説明や、なぜ英語を学ぶのかと言ったカウンセリングを古川さんにしていただきます。
受講者がどんな目的で英会話を学ぼうとしているのか?や、これまでの英語経験はどれぐらいあり、現状の英語レベルがどのぐらいなのか?を古川さんが把握してくれます。
英会話教室に限らず、1対1のこのようなシチュエーションって緊張することがありますが、にこやかにそして熱心に色々と話を聴いてくれる古川さんがその糸を解してくれます。
- よく行く中華街のBarで偶然に居合わせた外国の人と、気軽にトークして楽しくお酒を飲みたい!
古川さんがあまりにも緊張の糸を解してくれるもので、スラッと心の中の本音を話してしまいました。
冒頭に書いた関内で生活する中、英語力を身につけたい理由としてあげたように高尚な理由とは違い、筆者の場合の英語が話せるようになりたい理由は、Barで出会う外国人と他愛もない会話を楽しみたいということです。
- じ、実は過去に海外で暮らしていました…
実は筆者がこの街の魅力に引かれた理由は、海外での生活経験を持ち、当時の思い出を異国情緒が感じられる雰囲気に重ね合わせたから。
と言いながらも、冒頭の英語力を高めたい理由に出した、ガイドブックを持ち歩く外国人観光客に気軽に話しかけたりはできない。そこで英会話教室に興味を持ち始めたのだと、またまた古川さんにあっさりと引き出されてしまいます。
このえいごサイズでは、1対1のプライベートレッスンはもちろん、ペアやチームでレッスンを受けることもできます。また業務上で英語を必要とする企業にとって嬉しい、法人対象の出張レッスンも行ってくれます。
更にビジネスで英語を必要としている方向けのビジネスコースや、海外旅行や移住、私生活で外国人とコミュニケーションをとる必要がある方向けのソーシャルコースなど、目的に合わせたコースも豊富に用意されています。
学生さんなら、学校での試験対策やTOEFLや英検といった英語関連テストのため、ビジネスパーソンならTOEICや英検のレベルアップなど、各種テストに対応したコースもありました。
これらの豊富なクラスとコースを組み合わせると、
- 恥ずかしがりやな性格だからプライベートレッスンで、人目を気にせず英会話力を高めたい!
- ご夫婦やカップルで海外旅行に行くまでに、ちょっとした日常会話を話せるようにしたい!
- 同じチームで働くメンバー全員で、業務に必要な英語を一緒に学びプロジェクトを成功させたい!
など、置かれている様々な環境や、持っている特別な目的に応じてえいごサイズのレッスンを柔軟に活用することができそうです。
カウンセリングで説明していただいた中で、もっとも印象的だった内容は、えいごサイズという教室の名前に隠された秘訣。
1コマの授業の中で、まずは日本語の日常生活から脳を英語に切り替えるためのウォーミングアップから、その日のワークアウト、そしてクールダウンという流れがあります。
更には、その日のコンディションや個人個人の意気込みやスタイルなどから、どのぐらいの負荷(テンション)をかけて授業を受けるか?ということにまで気を使ってくれるというえいごサイズならではの特長。
これは先生と生徒の話す割合を、より生徒側に多く置くことで、レッスンにメリハリをつけてくれるというもの。先生が話すことに耳を傾ける時間を長くするか、自らが話す割合を増やすか、自分の学習スタイルに合わせて調節してくれるというのです。
まさにエクササイズ。ちょっとした筋トレのような感じかも知れません。
最後にどうしても気になってしまう授業料や授業スタイルについてです。英会話教室に限らず、お習いごとやお稽古ごとには比較的高額な費用が掛かってしまいます。積極的に英語を学びたいと思っていても、授業料を知って断念ということに成りかねませんが、えいごサイズには驚くべき強みがありました。
長年の大手英会話教室での経験値から、生徒さんが最も気になるところをえいごサイズでは改善しているというのです。
それは、
- レッスン時間
- 使用するテキスト
- レッスンのカスタマイズ
にありました。
まず、大手英会話教室などは、1コマのレッスン時間が40分~50分に対して、えいごサイズのレッスン時間は90分。その上、大手英会話教室の40分の授業料と殆ど同じ金額で90分のレッスン料が据え置かれています。単純に考えると、金額は同じだけどレッスン時間は倍もあるということです。
これは古川さんの経験から、40分~50分のレッスン時間では“ようやくレッスンが佳境に入り集中し始めた頃に、レッスンが終わってしまう”と感じる生徒が多いことから、えいごサイズではたっぷりの90分枠で設定しているのだそうです。広告などの表面的なところからは、意外と気が付かない点ですが、レッスン時間はタップリあった方が、英語力が高まるのは当たり前ですね。
そして、使用するテキストは、一般的に市販されている海外の英語テキストを使っています。このことによって、レッスンを受ける生徒さんにテキスト代として高額な金額を請求することなく、また個々の生徒さんにあったテキストを選ぶためにも良いと言います。
最後にレッスン内容のカスタマイズ。個人個人にとって、英語を学びたいと思う理由は異なります。一言に海外旅行に行くと言っても、行く地域によって文化や習慣が違ったり、また行く経路によっても、もしかすると必要となる英語の文章は異なってくるかも知れません。その時、えいごサイズでは、既に生徒が具体的に持っている目的に合わせて、レッスンを行う内容を変えてくれるというのです。
仕事で英語を使ったプレゼンテーションを行わなくてはならない時には、そのプレゼンテーションの内容をレッスンの中でチェックしたり、実際に発音や言い回しなどを直してくれたりもするということです。決められたテキストだけを使い、どんなシチュエーションで使う文章とも判らずレッスンを受けるより、現実生活においてこれから必要となるセンテンス(文章)を習った方が、習得も早いかも知れませんし、また実生活においてのメリットも向上するという訳です。