増加するクルーズ船寄港に対応した4ヶ国語ガイダンス
歴史的建築物の多い関内エリアでも「横浜三塔」は特別な存在。キングの塔(神奈川県庁)、ジャックの塔(横浜市開港記念会館)そして一番海側にあり見つけやすいのがクイーンの塔(横浜税関)です。
1階にある資料展示室「クイーンのひろば」は、税関の歴史や、密輸の手口や輸入禁止品などを紹介する施設。昨年3月に13年ぶりにリニューアルされましたが、今年また内容を充実させて再度の改装です。
この数年大型クルーズ船の横浜港への寄港が増えていることから、今回のリニューアルでは、日本語に加えて英中韓の3ヶ国語でタブレットが案内する音声ガイダンスを新設。外国人旅行客に強くアピールしています。
税関の仕事を体験できる新コーナー登場
展示室の一番奥に新設されたのは、金属探知機やファイバースコープを使って密輸品を検査する体験コーナー。
ここでは、税関の現場で活躍する職員のように、輸入貨物や手荷物に隠された銃器や金の発見に挑戦できるんです。また、麻薬取締犬の仕事ぶりを紹介するコーナーでは、顔だしパネルで記念写真を撮影できますよ。
人気のブランド品海賊版コーナーなども充実
横浜開港から税関の歴史を紹介するコーナーでは、3代目歌川広重が描いた〝象の鼻地区〟の浮世絵の床パネルを展示。
また以前から人気があったブランド品の海賊版と本物を並べて展示したクイズコーナーは、品物を倍増。キャラクターグッズやスポーツ用品の海賊版も並んでいます。ワシントン条約で輸入禁止になっているトラやワシなど、動物の剥製も間近で見ることができます。
生まれ変わって魅力アップした「クイーンのひろば」へ、遊びにいってみませんか。
データ
- 横浜税関資料展示室「クイーンのひろば」
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- 横浜市中区海岸通1-1
- 開館時間:午前10時~午後4時(5~9月は午後5時)
- 入場料:無料
- 休館日:年末年始